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被害者に「寄り添う心」、グッズに込め 県警と専門学校、ポスターや縫いぐるみ製作

2019年07月28日 12:36
 犯罪被害者への支援の輪を広げようと、県警とデザインなどを学ぶ専門学校2校の学生が製作を進めてきた広報グッズが完成した。被害者遺族の講話を聞いた学生たちは「寄り添う心」を、それぞれのグッズに込めた。県警は広報活動などで活用しながら、学生と年齢が近い若年層をはじめ、幅広い世代へ被害に苦しむ人へのサポートを呼び掛けていく。

「寄り添う心」の大切さなどを表現した山形デザイン専門学校の学生たち=山形市北町2丁目
 担当した山形デザイン専門学校(山形市)の2年生15人は、1人ずつポスターやペーパークラフトのお守りをデザインした。今月初めに、交通死亡事故の被害者遺族から講話を聞き、イメージを膨らませた。ポスターには優しいタッチと色合いで、人と人が寄り添って生きることの大切さを表現。お守りには県警ややまがた被害者支援センターの連絡先を記し、相談窓口の存在を伝えている。

 山形V.カレッジ(同)の学生20人は4月から、学科ごと4グループに分かれてグッズ製作に当たった。共通テーマは「ひとりじゃない」。犯罪被害に遭って心を閉ざした女性が周囲の優しさに触れて歩み出す姿を表現した映像作品や、犯罪被害者等支援シンボルマーク「ギュっとちゃん」を実際に抱き締められる大きさにした縫いぐるみなどを作成した。

各科の専門性を生かし、映像や縫いぐるみなどを作った山形V.カレッジの学生たち=同市清住町1丁目
 被害者の思いに触れ、グッズを製作する中で、担当した学生たちの気持ちにも変化が生まれた。同校ICTクリエイト科1年の佐藤凱さん(19)は「製作を通じ、事件の報道がある度に被害者は増え続けていると考えるようになった。自分なりに励ましの心を持っていきたい」。山形デザイン専門学校ビジュアルデザイン科2年の阿部桃子さん(19)は自身が交通事故に遭いそうになった経験を踏まえ、「生きることの大切さをあらためて感じたし、周りには助けてくれる人がきっといることを伝えたかった」と話した。

 学生の感性を反映した広報グッズで若い世代への啓発に力を入れようと、県警が両校へ製作を依頼。今後、県庁1階ロビーで展示するほか、11月に開かれる「犯罪被害者支援県民のつどい」に合わせた広報活動などで活用される。
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