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五重塔に輝く青銅製の相輪 天童・常安寺で取り付け、山形鋳物の技生かす

2019年07月21日 12:31
クレーンでつり上げた水煙が心柱に取り付けられた=天童市・常安寺
 県内の内陸部では初となる五重塔の建立が進む天童市久野本1丁目の常安寺(松岡康雄住職)で20日、相輪が取り付けられた。山形鋳物の技が生かされ、高さ32.7メートルの最頂上部を彩った。

 相輪は青銅製で全長約9メートル、重量は約2トン。東京・日の出町の鹿野(ろくや)大仏を造り話題を集めた鈴木鋳造所(山形市)が手掛けた。天然ヒバ材を3本つないだ心柱の頂上部にはめ込み、塔全体で支える構造だ。

 五重塔は2016年9月に着工し、5層目の建て方に入っている。浄土宗の儀式で魂を入れた露盤(ろばん)や九輪(くりん)、水煙(すいえん)などの部品を大型クレーン車で順につり上げ、心柱にはめていく。最後に金箔(きんぱく)をまとった宝珠(ほうじゅ)がてっぺんに取り付けられた。

 檀家(だんか)や構造設計に携わった研究者らが作業の模様を見守った。同鋳造所の佐藤正七生(まさなお)工場長(62)は「これだけ大きな相輪の注文はまれ。山形の技を山形で生かせる貴重な機会だ」と話した。

 5層屋根の銅板ぶきを経て、8月中に本体は完成予定。足場が解体され、全体像を現す。羽黒山(鶴岡市)の29メートルを抜き、善宝寺(同)の36メートルに次いで県内2番目の高さになる。

相輪のパーツが次々とつり上げられた
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