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県内企業の景況感、4期ぶり改善 4~6月、マイナス水準続く

2019年07月17日 10:53
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 山形銀行のやまぎん情報開発研究所がまとめた企業景況サーベイ(2019年4~6月調査)の結果によると、県内企業の景況感を示す業況判断BSIは全産業で前回調査(同年1~3月)から5.4ポイント上昇のマイナス5.7となった。上昇は4期(1年)ぶりだが、6期連続で「悪化」が「良化」を上回るマイナス水準が続いている。「旅館・ホテル、飲食業」は10連休の効果で過去最高となった。先行き(7~9月)は再び下降に転じ、マイナス6.0を予想している。

 業況判断BSIは、自社の業況が前年同期と比較して「良化する」とした企業の割合から「悪化する」とした企業の割合を差し引いた指数。19年4~6月の業況判断BSIを業種別に見ると、製造業は前回比2.1ポイント低下のマイナス10.9で、4期連続低下した。9業種中5業種が悪化し、輸送機械は海外向けの受注減により35.7ポイント低下のマイナス28.6と5期ぶりにマイナス水準となった。鉄鋼・金属は0から22.2ポイントダウン。半導体製造装置関連などの不振で2期連続低下した。改善したのは4業種で、繊維・衣服は一部で大型受注や新事業の押し上げにより35.7ポイント上昇しマイナス14.3。窯業・土石はコンクリート関連が持ち直し28.2ポイントアップの10.0で、8期ぶりのプラス水準となった。

 非製造業は10.7ポイント上昇のマイナス2.1と2期ぶりに改善したものの、6期連続のマイナス水準。6業種のうち4業種が改善し、「旅館・ホテル、飲食業」は10連休によって稼働率が上がり54.3ポイントアップの40.0と、08年の調査開始以来最も高い水準となった。建設業・不動産業は公共工事のほか住宅を含む民間工事でも大口受注が増え、20.8ポイント上昇し6.7と7期ぶりに改善しプラス水準になった。運輸業は人件費の増加から3期ぶり、小売業は2期ぶりに悪化した。

 先行きは製造業が今回調査比2.0ポイント悪化しマイナス12.9、非製造業は1.1ポイント改善し、マイナス1.0を予想している。

 調査結果について同研究所は「県内企業の業況判断は悪化傾向が続いている。製造業を中心に外需の不振から悪化が続く業種と、改元に伴う10連休で業況が押し上げられた業種とで、二極化している様子もうかがえる」としている。

 調査は県内に本社・事業所がある600社を対象に行い、503社から回答を得た。回答率は83.8%。
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