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芳賀氏、大沼氏競り合う 県区終盤情勢、山形市の攻防が鍵

2019年07月17日 08:37
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 第25回参院選は21日の投開票まで、4日間の運動期間を残すのみとなった。山形新聞社は電話世論調査に本社、支社の取材を加味し、県選挙区(改選数1)の終盤情勢を探った。野党統一候補で「非自民」の結集を図る無所属新人の芳賀道也氏(61)と、厚い支持基盤を背景に組織戦を展開する自民現職の大沼瑞穂氏(40)が激しく競り合っている。政治団体「NHKから国民を守る党」新人の小野沢健至(たけし)氏(49)は埋没している。

 事実上の与野党一騎打ちの構図の中、芳賀氏は政党色を抑え、個人的な人脈を足掛かりにした草の根運動で追い上げ、大沼氏は高い内閣支持率を生かし閣僚級の相次ぐ来援による空中戦で対抗している。まだ態度を決めていない有権者は3割ほどおり、山形市など大票田での最終盤の攻防が勝敗を左右するとみられる。

 芳賀氏は民放アナウンサー時代の知名度と人脈をフル活用し、非自民層をはじめ、現政権に批判的な保守層や政治への関心が低かった層を取り込んでいる。立憲民主、国民民主、社民が協力し、連合山形が調整役を果たす形で地道に浸透を図り、共産も独自選対を組織し支援。地元山形市で優位な戦いを進めるほか、総合選対本部長の舟山康江参院議員の地元で、自身も長井高出身とゆかりのある置賜地域で先行する。

 戸別所得補償制度の復活を訴え、農業関係者に一定程度の広がりが出てきた。政党別で立民、社民支持層の大部分を固め、共産からも7割の支持を得ている。国民は6割弱の支持で、無党派層の4割にも浸透している。年代別は60代以上で優勢となっている。

 大沼氏は自民の組織基盤と推薦を受ける公明に、大多数の市町村長の支援を加えた重厚な布陣で組織戦を展開する。公示前後から閣僚級が連日来援し、積極的な空中戦で陣営に熱気を吹き込む戦略を進めたが、序盤の運動は全般的に低調に推移。安倍晋三首相が県内入りした中盤から選対の動きがようやく活発化し始めた。ゆかりのある西村山地域をはじめ、固い保守層が存在する鶴岡市、東根市などで攻勢を強める。

 県農協政治連盟の推薦を得て組織的に農業票の取り込みを図っている。政党別は自民、公明の支持層で7割強を固め、国民の2割に食い込む。無党派層への浸透は3割を切り、浮動票の獲得が課題。年代別は60代以上を除き、若年層を中心に他候補を上回っている。

 小野沢氏はインターネットの会員制交流サイト(SNS)を活用し、NHKの受信料制度改革を訴えているが、広がりは限定的だ。

【電話世論調査の方法】県選挙区の有権者を対象に14~16日の3日間、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法」で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1084件、このうち812人から回答を得た。
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