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本県沖地震、日常再び…前向いて 帰宅「わが家が一番」

2019年06月21日 08:02
休校明けの朝、笑顔で登校する亀ケ崎小の児童=20日午前7時44分、酒田市亀ケ崎2丁目
 庄内地方で最大震度6弱を観測した地震から2日が経過した。鶴岡、酒田両市などでは20日、鉄道の再開や民家からはがれ落ちた瓦屋根の修繕、自治体による安全確保など、復旧に向けた動きが目立った。避難所から帰還した住民の家屋内ではいまだ地震の爪痕が感じられたが、日常を取り戻そうと懸命に前を向く姿があった。授業が再開した各学校では、子どもたちの笑顔が広がった。

 「やっぱりわが家が一番ね」。20日夕まで36人が身を寄せていた鶴岡市の温海温泉林業センターから、近くの市営住宅「紅葉岡(もみじがおか)住宅」に戻った住民たちは、安堵(あんど)の声を漏らした。市の復旧作業が完了し、戻りつつある日常を喜んだ。

 市の対策を受け、住民は午後4時過ぎから順次、自宅へ戻った。無職高橋昭子さん(75)は帰宅後、被災で壊れた電灯などの状況を確認。グラスが倒れたままの棚など室内に地震の爪痕は残るが、「自分の家はやっぱり落ち着く」と声を弾ませた。無職女性(82)は「避難所では座布団を敷いて寝ていたので、なかなか疲れがとれなかった。今日はぐっすり眠れそう」とほっとした表情を見せた。

 市が同日行った応急危険度判定では、居室が入る4棟はいずれも危険性が低いとされた。市は電気・水道設備の復旧にも当たったほか、裏山の市道上にできた約20メートルの亀裂に変化がないかを確認する伸縮計を取り付け、安全確保を図った。

2日ぶり、笑顔の登校
 地震に伴い臨時休校としていた庄内地方の小中高校は、一部の学校を除いて2日ぶりに授業を再開し、登校してきた子どもたちが元気な姿を見せた。

 鶴岡市三瀬の豊浦小(平賀振一郎校長、112人)は、正門近くの住宅地に瓦屋根の一部が落下した家があることから、危険を知らせるパイロンを設置。全校朝会で、平賀校長が地震発生時に注意すべきことについて指導した。

 同市鼠ケ関小(奥田満哉校長、57人)の児童は普段と変わらない様子を見せ、教職員たちは「大変だったね」などと声を掛けて笑顔で出迎えた。2日連続で休校となった同市のあつみ小と温海中は21日から授業を再開する。

 酒田市の亀ケ崎小(斎藤正志校長、449人)でも児童の元気な声が響いた。5年の金田結菜さん(10)は「学校でみんなと会えるのが楽しい」とうれしそうに話した。

温海中、復旧は半ば
 建物の被害が大きかった温海中。廊下の天井板が落下したほか、体育館の天井にある骨組みがずれ、当面は体育館の使用ができない状態という。部活動は1週間ほど休止予定で、その後の対応を検討中。

 佐藤義徳校長は21日の学校再開を喜びながらも、復旧道半ばの校舎と体育館に、「生徒たちの安全を第一に考え、最大限の配慮をしていきたい」と話した。

関連写真

  • 地震で壊れた電灯の状況を確認する市営住宅の住民=鶴岡市湯温海

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