最上川200キロを歩く~小学校探検リレー2021

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最上川探検隊、元気にゴール

計11週のゴールとなる最上川河口付近に到着し、両手を挙げる児童たち=酒田市

 「最上川200キロを歩く」は最終週の17日、酒田市亀ケ崎コミュニティ振興会の呼び掛けで参加した同市亀ケ崎小の3~6年生15人が担当した。5月に米沢市の源流域をスタートし、母なる川をたどる探検はゴールの河口へとたどり着いた。子どもたちは庄内地方ならではの漁業にまつわる施設を見て回り、川とつながる海がもたらす豊富な恵み、それを生かす人々の知恵を体感した。

 ハクチョウの飛来地「最上川スワンパーク」で子どもたちを待っていたのは、役割が異なる3台の除草機械。リモコンで操作する草刈り機と集草機、刈り取った草を丸める梱包(こんぽう)機を使い分け、堤防が丁寧に管理されていることを知った。

 最終目的地の河口が近づくにつれ、確実に潮の匂いが強くなる。海側から吹いてくる爽やかな風を受けながら歩を進めると、「ゴールが見えた!」。降り注ぐ強い日差しにも負けず、両手を高々と挙げて、立派にアンカーの役目を務めた。

 大役を果たすと、探検の舞台は海へと移った。県の漁業監視調査船「月峯(げっぽう)」では、菅原雅直船長らが船内を案内。海洋観測や沿岸警備などに当たる月峯には、調理室やシャワー室、ベッドなどが完備されている。「船の中に家があるみたいだ」と目を丸くした。

 県漁業協同組合酒田製氷工場では、直方体で重さ120キロの氷の迫力に圧倒された。氷を保管する貯氷(ちょひょう)庫の中は真夏の暑さから一転し、氷点下の世界。悲鳴を上げつつも、疲れは吹き飛んだ。最後は5メートルほどの高さから氷を砕き落とす装置を見学。かき氷320杯分の氷が、滝のような勢いで一気に放出された。

 海が身近な児童たちにとっても初体験尽くしで、漁業に関わる人たちの工夫や知恵は驚きの連続だった。新鮮な発見が続いたからこそ、川と海のつながり、その両方を守りつないでいくことの大切さを胸に刻んだ一日となった。

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