最上川200キロを歩く~小学生探検リレー2022

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高さも重さも必要なんだ

洪水を防止する工事が進められている長島堤防を歩いた=村山市

 「最上川200キロを歩く」第7週は25日、東根市東根小の4年生21人が参加した。子どもたちは堤防の工事現場や増水時に水を一時的にため込む遊水地、樋門などを見て回り、水害から日々の暮らしを守る工夫の数々を学んだ。厳しい日差しが降り注ぐ中、雄大な最上川の流れに癒やしも得つつ、最後まで元気いっぱいに歩を進めた。

 一行が最初に訪れた槙川樋門は、最上川の水が支流側に逆流しないように設けられている。ゲートの開閉体験では、ハンドルの重さを感じながら操作。それだけ頑丈な造りになっていることを身をもって学んだ。

 2020年7月豪雨で浸水被害を受けた村山市長島地区。目の前にある住宅や畑が水に漬かったと聞き、驚きの声が上がった。地区を守るための堤防が現在整備中で、子どもたちは昨年度までにかさ上げが完了した400メートル余りの区間を歩いた。コンクリートの壁で効率よく高さを出すなどの工夫が施されていた。

 大旦川排水機場では、屋上から水門や遊水地の役割を学習。「竜神の吊橋(つりばし)」からは「最上川三難所」の一つで、碁石を並べたように岩が突起している「碁点」に目を奪われた。つり橋特有の揺れが探検気分を盛り上げた。

 利水の点から多くの恵みをもたらす「母なる川」だが、ひとたび大雨が降れば恐ろしい一面を見せることがある。この日目にしたのは穏やかな流れだったが、さまざまな体験を通じて有事の際に備えることの重要性にも思いを巡らせた。

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