羽越水害は、1967(昭和42)年8月に降った豪雨による歴史に残る大災害です。8月28日未明、その日は梅雨末期の気圧配置で、早朝から降りだした大雨は夕方から翌29日未明にかけて激しさを増し、西置賜地方では未曽有の集中豪雨となりました。
降り続く激しい雨によって、最上川やその支川で急激に水位が上昇し、堤防の決壊や氾濫が続出し、家や建物、田畑の被害だけではなく、亡くなった人もいました。近年、県内でも大きな被害が発生した2020年7月豪雨や19年東日本台風など、気候変動の影響による水害が頻発・激甚化しています。
また、ゲリラ豪雨と呼ばれ、予測が難しく、突然狭い地域に短時間に集中して大雨が降る現象も多く見られるようになっています。日頃から洪水ハザードマップ、避難の道順や場所を確認するなど、いざという時のために準備しておきましょう。