最上川200キロを歩く~小学校探検リレー2021

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母なる川、いろんな表情

架けられて80年以上が経過した最上橋の下を日差しを浴びてゴールを目指す=大江町

 「最上川200キロを歩く」第5週は5日、朝日町大谷小の3~6年生18人が参加した。西川町の寒河江ダムでは暮らしや環境を守るダムの役割に理解を深め、昨年7月の豪雨で被害を受けた地域では水の怖さを目の当たりにした。心地よい快晴の探検日和で、子どもたちは川のさまざまな表情に触れた。(本紙取材班)

 日差しが照りつける屋外とは対照的に、ダム内部の監査路と呼ばれるトンネルは気温14度とひんやりして薄暗い。普段は入れない点検用の通路だ。96メートルの高さをエレベーターで上がり地上に出ると、子どもたちはまぶしい陽光の下に広がるダムのスケールに声を上げた。

 プール30万杯分の水をたたえたダムに圧倒されながら、この水が家庭で使う水道水や発電に利用され、大雨時には洪水から街を守る役割を果たしていることを実感した。ダム上部の道を進むと、名物の大噴水が噴き上がる。「山まで届け」「天まで届け」。残雪の山々と競うように高さを伸ばす噴水に声援を送った。

 雄大な自然と豊かな恵みをもたらしてくれる最上川には違った一面もある。昨年7月の最上川水害で浸水した大江町左沢の百目木(どめき)地区では、水が押し寄せた傷跡に息をのんだ。優しく穏やかなだけじゃない、いろんな顔を持つ母なる川を知り、環境を守り、自分たちの身を守るすべについて思いを巡らせた。

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