日本を流れる川は急流河川が多く、外国の人から見れば「滝のようだ」と形容されることもあります。そのため大雨が降ればすぐにあふれてしまったり、反対に雨が降らず晴天続きのときには干上がったりと、両極端な特徴を持ちます。
川を流れる水は古くから田んぼや畑、近年では発電や工業用水といったさまざまな用途に活用され、水と人々の生活には深い関わりがあります。このように人々の生活に必要不可欠な水を安全かつ、安定活用するための一つの形としてダムがあります。
長井ダムは大雨の際に川があふれないように水をためて洪水被害を少なくしたり、雨が降らないときでもためた水を田んぼや畑に安定して届けたり、飲料水や発電に利用したりと多くの役割を持っています。
2020年度からは長井ダムのオープン化という取り組みを行っており、水陸両用バスによる湖面利用やダム内部の見学、軽食の提供などにより、地域振興という新しい役割を担っています。