最上川200キロを歩く~小学校探検リレー2021

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わくわくの探検へ出発だ

直江石堤を踏み締める子どもたち=米沢市

 2年ぶりとなる「最上川200キロを歩く」が8日、米沢市の最上川源流域を起点に始まり、同市のNPO法人学童保育所たんぽぽクラブの3~6年生18人が探検の第一歩を踏み出した。時折強い風にさらされながらも、元気いっぱいに歩を進めた子どもたち。石堤の見学や土のう作りを通じて洪水から人々を守るための工夫、水質検査では清らかな流れを保っていくことの大切さを学んだ。

 「どうやってこんな大きな石を積んだんだろう」。上杉家の重臣・直江兼続が約400年前に築いた直江石堤を前に、不思議そうな子どもたち。当時の人たちが洪水から街を守るため、機械を使わずに人の手だけで石を積み上げたことを知ると、驚きの声を上げた。

 治水の取り組みは過去から現代まで脈々と、進化しながら継承されている。石堤の上を歩いてみると、これだけ大きい石を運ぶ大変さが想像できた。増水時にゲートを閉めて河川からの逆流を防ぐ樋管のハンドル操作、土のう作りを体験し、現代においても洪水から生活を守るには苦労があるのだと体感した。

 水質検査では、目の前でくんだ最上川の水と、ジュースを混ぜた水道水を比べてみた。後者を調べた児童からは「水が汚れているなあ」の声。陽光を浴びてキラキラと水面が光る最上川は、見た目通りにきれいな川だった。これからもこの環境を守っていこうと改めて胸に刻んだ。

 帽子が飛ばされるほどの強風にも負けず、この日のゴールまで歩き切った子どもたち。多くのことを学ぶとともに、全体のスターターとしての役目も立派に務め上げた。

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