わいわい子育て

食育日記

(10)トウモロコシ、踊りだした!

2016年10月25日掲載

 木の実西部保育園(山形市南石関)年少児・そら組が園の近くの畑で育てたトウモロコシ・イエローポップは、濃い黄色で粒が小さめ、ポップコーン向けの品種だ。子どもたちは5月上旬に種をまき、水やりをして育て、8月末に収穫。しばらくの間、乾燥のため、園内につるされていた。

イエローポップの実を外す=山形市・木の実西部保育園
イエローポップの実を外す=山形市・木の実西部保育園

 ポップコーン作りをしたのは、10月7日。子どもたちはイエローポップの実を一粒一粒丁寧に外す。「こうやって親指でとると、きれいにとれるんだよ」。小野美祈(みのり)ちゃん(4)と安達大真(はるま)君(4)が、こつを教えてくれる。

 子どもたちが外した実を集め、先生が中火にかけて温める。ポップコーンに変わっていく様子が分かるように、中身が見える透明の鍋を使った。「静かにしていると、イエローポップさんがお鍋の中で踊ったり、歌ったりするよ」と先生。子どもたちは耳を澄まして様子を見守る。数分後、黄色い実がはじけて白く膨らみ、香ばしいにおいが漂ってきた。子どもたちは「踊りだした!」「いいにおい」と大喜び。

 子どもたちが種から育てたポップコーンは塩味とキャラメル味で味わった。

鍋で温めるとイエローポップが膨らみ、ポップコーンに。大喜びの子どもたち
鍋で温めるとイエローポップが膨らみ、ポップコーンに。大喜びの子どもたち
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