わいわい子育て

パパが先生~自然塾

山形の家族が蔵王坊平でキャンプ

2012年8月21日掲載

 自然を存分に体験するのに絶好の季節。厳しい残暑でうだるような日が続くが、山の上のキャンプ場は涼風が吹き抜け、とても心地よい。父が子に自然の楽しみ方を伝える「自然塾」の3回目はキャンプがテーマ。上山市の蔵王坊平国設野営場で今月11、12の両日に行われたファミリーキャンプ村(山形新聞、山形放送、県キャンプ協会主催)に参加した親子の様子を紹介する。

たき火をおこして料理にチャレンジ。「うまくできるかな?」と不安と期待が高まる=上山市・蔵王坊平国設野営場
たき火をおこして料理にチャレンジ。「うまくできるかな?」と不安と期待が高まる=上山市・蔵王坊平国設野営場

 村山や置賜、宮城県などから19家族計約70人が参加し、自然観察やクラフト工作、キャンプファイアなどを体験した。このうち山形市青野、自営業石山昌利さん(40)妻真美さん(37)長男侑希君(11)次男陽斗君(8)一家は家族でキャンプをするのは初めて。昌利さんは「上の子が来年から中学生。一つの区切りとして家族で夏の思い出をつくりたかった」と参加理由を語る。

 「仕事のストレスを発散させるのはスポーツか酒くらい。今回はいつもとは違う自然環境の中で子どもたちと思い切り楽しみたい」と、張り切って夜食用のたき火おこしに取り掛かる昌利さん。たき火をおこすのも初めてというが、スコップを手に力強く穴を掘った後、両脇に金属の支柱2本を設置。試行錯誤しながら鍋をつり下げるハンガーを組み立てた。

 「うちでは洗い物、後片付けなど普段から全員が何か仕事をしないといけないルール」と昌利さんが言うように、子どもたちはまきを運び、燃えやすいように互い違いに積み重ねるなど率先してサポート。無事に着火に成功すると「やったー」と歓声が上がった。一仕事終えた昌利さんはビールをグビリ。充実した表情だ。

木々の間に張ったロープを渡って遊ぶ子どもたち
木々の間に張ったロープを渡って遊ぶ子どもたち
参加者全員で楽しんだキャンプファイア
参加者全員で楽しんだキャンプファイア

 夜食のメニューはカレーライス。たき火で炊いたご飯の味はやはり格別だ。パパ自らがよそったカレーを頬張った陽斗君は「おいしい」とにっこり。曇り空のため、満天の星空の下で…とは残念ながらいかなかったが、気持ち良い夜風を浴びながら語らい、特別な時間を過ごした。

 翌日は炭火を使ったパン作りや家族4人でのフライングディスクを満喫。侑希君は「火おこししたのが一番楽しかった」と濃密な2日間を振り返り、昌利さんは「子どもたちにはいつもと違った体験を通して自分の世界を広げてほしい。いつか一人だけでキャンプするようになったら一人前だな」と目を細めた。

夜食のメニューはカレーライス。自然の中で味わう食事は格別だ
夜食のメニューはカレーライス。自然の中で味わう食事は格別だ
キャンプ場周辺で開かれた自然観察会。子どもたちは「これなーに?」と興味津々の様子
キャンプ場周辺で開かれた自然観察会。子どもたちは「これなーに?」と興味津々の様子

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