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アラカルト

見上げてごらん★冬の星を 明るくて華やか

2023年2月7日掲載
冬の星座の代表とも言えるオリオン座と冬の大三角=1月16日午後8時22分、高畠町から撮影(長時間露光)
冬の星座の代表とも言えるオリオン座と冬の大三角=1月16日午後8時22分、高畠町から撮影(長時間露光)

 少しずつ日が長くなってきたが、冬の夜はまだ長い。家で過ごすことも多い季節だが、ちょっと外に出て星空観察はどうだろう。冬は明るい星が多い。ベランダからでも見えるかもしれない。早起きして夜明け前の星を見るのは楽しい。冬の定番の星たちを探し、写真撮影もしてみた。

夜明け前もお勧め

 冬の定番の星といえばオリオン座と冬の大三角だ。まずはオリオン座を見つけよう。真ん中の三つ星が特徴的なので分かりやすい。方角は南で午後6時ごろから見え始める。観察を手助けしてくれる道具が星座早見盤で、図鑑に付いていることが多いが、スマートフォン向けの無料アプリも便利だ。日時を入力するとその時間に見える星が細かく分かる。簡単にズームや方角の変更などができる。

 オリオン座を見つけたら、次は冬の大三角だ。オリオン座のベテルギウスが大三角を構成する一つの星で、ベテルギウスから視野を広げてみよう。おおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンが見つかり、冬の大三角ができる。

 日中に大雪が降っていて「今日は星が見えないかな」と思っても、夜に星空が広がることがある。一方、きれいに星が見えていても、数分後には雲に隠れてしまうことも。夕飯の前後、寝る前…。小まめに観察しよう。

北斗七星は朝でも見える=1月19日午前5時59分(長時間露光)
北斗七星は朝でも見える=1月19日午前5時59分(長時間露光)

 星空観察といえば夜のイメージが強いが、朝もお勧めだ。ひしゃくの形をした北斗七星は、図鑑では春の星座として紹介されることが多いが、冬でも見られる。朝の5時ごろでも観察することができた。新聞を取りに外に出たついでに空のチェックも忘れずに。天気がいいと、きれいな朝焼けが見られる日もある。

プラネタリウムで学ぼう 天気を気にせず、気軽に

河北町総合交流センターサハトべに花の全天周劇場
河北町総合交流センターサハトべに花の全天周劇場

 冬の空は華やかだが、天気に左右されることも多い。そんな時はプラネタリウムで星について学んでみよう。

 河北町総合交流センターサハトべに花では、全天周劇場でプラネタリウムや映像番組を上映している。スクリーンの直径は約15メートルで、県内で最大だという。1995年に開館し、プラネタリウムの上映は2015年からスタートした。座席数は126あり、開館日は団体利用などがない限り毎日作品を上映しており、映画館に行くような感覚で足を運べそうだ。

サハトべに花で見ることができるプラネタリウム
サハトべに花で見ることができるプラネタリウム

 取材に行った日は、サハトべに花から見ることができる冬の星空の解説を見た。神話なども交えた内容で、星に一層親しむことができた。担当者は「冬なのでリアルな星空を見ることが難しいこともある。ぜひ気軽に訪れてほしい」と話している。

 メモ サハトべに花の全天周劇場の入場料は大人300円、小中学生100円。プラネタリウム、恐竜やブラックホールの映像番組などを上映している。平日は午前10時半から、土日祝日は午前のほか午後2時からも。木曜休館。0237(72)6555。

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