わいわい子育て

アラカルト

県内の植物、魅力知って

2022年9月20日掲載

 天童市高擶地区に伝わる「高擶ハッカ」が収穫期を迎えている。子育ての合間にほっと一息つきたい時、和ハーブを楽しんでみてはどうだろうか。清涼感が特徴のハッカを含め、県内の植物の香りを活用したクラフトワークショップなどを開催するグループ「yama_colon labo(ヤマコロンラボ)」が活動を広げている。コアメンバーで、植物療法などを提案するkamikobuchi主宰の笹渕美香さん(46)=河北町=と、高擶薄荷爽草の会リーダーの長谷川喜久さん(59)=天童市=に「やまがたの香り」の魅力を聞いた。

天童・「高擶ハッカ」収穫期―「だし」に入れたり、氷にしたり

11月まで収穫が続くハッカ。シソ科の植物で、薬味などとして食卓に取り入れやすい
11月まで収穫が続くハッカ。シソ科の植物で、薬味などとして食卓に取り入れやすい

 天童市の長谷川農園にハッカ畑が1.5アールある。葉の裏にスーッと清涼感のある香りを持つハッカは、7月から収穫。菓子に加工され、飲食店ではアルコールドリンクなどに使われている。生葉は道の駅・天童温泉で11月まで売り出す。

 ハッカは和ハーブの全国的な盛り上がりで、価値が見直されているという。天童市を含む本県はかつて国内有数の産地だった。あぜ道に自生しているものがあり、長谷川さんら地域住民が5年ほど前から再び栽培している。地元の小学生や高校生を巻き込み、歴史や活用法を広める活動も行っている。

ハッカを入れた水を凍らせ、香りの付いたドリンクに
ハッカを入れた水を凍らせ、香りの付いたドリンクに

 「普通に食卓に上るようなハーブになるように活動している」と話す長谷川さん。在来野菜として、山形のだしに入れたり、そばの薬味、天ぷらで食材として味わったりする食べ方を薦める。水と一緒に凍らせると香りが水に浸透し、ミント風味が楽しめるという。ハッカの香りの冷水や一緒にドリップするコーヒーの作り方を実演した。

 本年度分の助成枠は埋まったが、助成なしでの伝道師派遣は受け付けている。問い合わせは同課0234(24)6045。

「普通に食卓に上るようなハーブになるように活動している」と話す長谷川さん。在来野菜として、山形のだしに入れたり、そばの薬味、天ぷらで食材として味わったりする食べ方を薦める。水と一緒に凍らせると香りが水に浸透し、ミント風味が楽しめるという。ハッカの香りの冷水や一緒にドリップするコーヒーの作り方を実演した。

香りで、癒やし届けたい―セラピスト・笹渕さん(河北)

笹渕美香さん
笹渕美香さん

 笹渕さんは植物を使ってケアするセラピスト。県内の植物の素晴らしさを広めようと2020年にヤマコロンラボを結成した。シナの花で作る化粧品を販売する羽越のデザイン企業組合(鶴岡市)、クロモジ商品を開発する白い森林の精(小国町)など、生活の一部として山や植物に親しんでいる人と一緒に、「新型コロナウイルス禍で心が不安定になっている人に深くリラックスしてほしい」とワークショップを開催してきた。

 チームになることで、新しい価値が生み出され、知ってもらう機会が増え、仲間がいる心強さを感じているという。地道に栽培を続ける生産者を支えたいという思いと、香りで精神が安定し自分軸を取り戻す体験をしてほしいという願いも大きい。

 笹渕さんはストレスを和らげる手段としてアロマに出合い、本県で育つ植物の香りに興味が湧いた。山形の香りのブランドをつくりたいと考え、「県内の植物の素晴らしさを知ってほしい。将来的には都会の生活に疲れた人やインバウンド(訪日客)にも癒やしを届けたい」と語った。

山形、小国でワークショップ
心と身体がリラックスするワークショップの申し込みQRコード
心と身体がリラックスするワークショップの申し込みQRコード

 ヤマコロンラボ企画の「心と身体がリラックスするワークショップ」は9月24、25の両日に上山市蔵王坊平の「高源ゆ」で、10月1、2の両日は小国町の「健康の森よこね」で、それぞれ開催する。ハーブを使ったインテリア、クロモジ抗菌スプレー、シナノキの糸で作るタッセルの工作など体験型ワークショップを企画している。

 対象は6歳以上で、所要時間は45~60分程度。定員はそれぞれ親子6組程度。参加費は1人500円(東日本大震災で避難している親子は無料)。QRコードから申し込む。

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