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どうする?トイトレ 助産師・酒井さん(上山)がアドバイス

2022年7月11日掲載
トイレトレーニングについて説明する酒井由美子さん
トイレトレーニングについて説明する酒井由美子さん

 夏は子どものトイレトレーニング(トイトレ)をしやすい季節と言われている。ぬれても寒くなく、洗濯した衣類もすぐ乾く。「進めているけど、これでいいのかな」「どういう声掛けをしたらいいの」と思っているママやパパもいるはず。山形市児童遊戯施設べにっこひろばで6月中旬に開かれたトイレトレーニング講話に参加し、ママたちと一緒に助産師の酒井由美子さん(上山市)のアドバイスを聞いた。

 参加したのは9組の親子。酒井さんによると、いつから始めるかは、個人差があるという。早くスタートしたら早く終わるかというと、そうでもない。具体的な変化としては▽一人で歩ける▽「しっし」「ちっち」と自分の意思が伝えられる▽おしっこの間隔が2時間ぐらいになる▽うんちは一日1、2回といったことが目安になる-など。2歳ぐらいになると言葉やしぐさで示すようになってくる。

 親子が余裕を持って取り組むのが望ましいので、年末年始や引っ越す予定がある時などは慌ただしいので向かない。下の子の出産を控えているから上の子のおむつを外して楽にしておきたい、という親もいるだろうが「主役は子ども。焦るとうまくいかない」とアドバイスする。

 いきなりスタートするのは無理なため、まずは1歳半になる前くらいからトイレに興味を持ってもらうために大人が言葉や行動で示すことが大事。「ママはおしっこに行くよ」「あー、すっきりした」と言って、排せつの流れを子どもに見せる。「ママだけじゃなくて、パパにもやってもらうことも大事」と酒井さん。

 2時間ぐらいおむつがぬれていなかったら、トイレに行くことを促して、便座に座らせてみる。うまくおしっこが出たら褒めるのを忘れずに。「ちっちした」と、おしっこをした後に言われても「なんで早く教えてくれないの」と怒るのではなく、「教えてくれてありがとう。今度はもうちょっと早く教えてね」とさらっと言うのがポイント。

酒井由美子さん(右)の講話に耳を傾ける参加者=山形市児童遊戯施設べにっこひろば
酒井由美子さん(右)の講話に耳を傾ける参加者=山形市児童遊戯施設べにっこひろば

 パンツに移るタイミングは「いつおむつにバイバイする、と聞いて子どもの意思を確認しよう。好きなキャラクターパンツを準備しておくと意欲が出てくるかもしれない」と説明する。始めたからには親も覚悟を決めることが大事で、失敗しても仕方がないという気持ちも必要。パンツを多めに準備しておくと気持ちが楽になるという。

 起床時や出かける前に声掛けし「トイレまでかけっこ」などゲーム感覚で取り組むのもいいという。排せつの時は優しく見守る。少しでも、おしっこが出たら、いっぱい褒める。

 酒井さんは「トイトレは子どもの自立の第一歩。最初からはうまくいかない。ついつい友達と比べたくなってしまうが、わが子はわが子。失敗しても仕方がない、と思えるような太っ腹な気持ちでいよう」とエールを送った。

 参加した山形市城西町5丁目の主婦宮城志帆さん(31)は2歳の長男と参加。「トイトレは知識はあったが、これでいいのか迷っていたので、参考になった」と話した。

イヤイヤ期と重なったら―自分で選ばせてみよう

トイレを少しカラフルにして、やる気を後押しするのも良い。飾りは100円ショップでも手に入る
トイレを少しカラフルにして、やる気を後押しするのも良い。飾りは100円ショップでも手に入る

 トイトレはイヤイヤ期と重なることが多い。酒井さんは「自分で選ばせるとうまくいくこともある」と指摘。遊びたくてトイレに行きたがらない場合は「遊ぶ前に行く? 遊んだ後に行く? でも遊んでる時におしっこしたくなったら困るよね」と言って、子どもに決めさせつつ、トイレに誘導する。また「今日はどのパンツにする?」と聞いて自分で選ばせてみるのもいい。子どもは自分で決めたことは納得するという。

雰囲気や使いやすさも大事―飾り付け、やる気を後押し

 トイレの雰囲気や使いやすさも大事。子どもが足を着ける高さの台があるといい。足が着くと排せつの時に踏ん張れる。台に好きなキャラクターの絵を貼るなどして一緒に作ってみては。手すりがあると前傾姿勢になり、腹圧がかかりなおいい。トイレが楽しくなるように、壁をアレンジするのもいい。

 おまると補助便座、どちらを使うかはその子の好みなどによる。おまるの場合は部屋の隅に置き、排せつの時も部屋の隅で集中してやろう。

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