わいわい子育て

アラカルト

寒い日は親子で工作 県内で教室開くkiyoさんに聞く

2020年1月21日掲載

 雪は少ないけれど、気温が低く外では長く遊べない冬季間、親子で工作はいかが-。県内各地で工作教室を開くkiyoさん(37)=本名土田清隆=に、簡単に作れて完成後も楽しく遊べる紙とんぼ、マグネットダーツ、輪ゴムカーの作り方を教えてもらった。

誰が一番長く飛ばせる? 作った紙とんぼで遊ぶkiyoさん(右から2人目)と子どもたち=天童市子育て未来館げんキッズ
誰が一番長く飛ばせる? 作った紙とんぼで遊ぶkiyoさん(右から2人目)と子どもたち=天童市子育て未来館げんキッズ

 教室が開かれた天童市子育て未来館げんキッズに取材に訪れた日は、天童市山口小2年芳賀桃花さん(7)、4年菜々美さん(10)の姉妹と、寒河江市南部小5年藤井里倖(りこ)さん(11)、寒河江工業高1年凱斗(かいと)さん(16)のきょうだいが工作に挑戦した。

 材料は100円均一店でほとんど手に入る。竹とんぼならぬ「紙とんぼ」の厚紙を切るときは、「初めにいらない所を切り落としてからはさみを斜めに入れると簡単」とkiyoさん。羽の部分に角度を付けると、長く飛ばすことができる。

 マグネットダーツの的は、好きなキャラクターをデザインしてもいい。点数配分を考えるのも楽しく、子どもたちは「ここに当たったらポイント2倍」「マイナスポイントの場所を作ったよ」と工夫していた。輪ゴムカーはタイヤ部分を作るのが難しいかも。遊ぶときはジャンプ台を作ると盛り上がる。

どうやったら上手に切れるかな。考えるのも楽しい
どうやったら上手に切れるかな。考えるのも楽しい

 kiyoさんは「工作は自分なりにアレンジできるのが魅力」と言う。「こう作らないといけないという決まりはない。うまくいかなかったら、いろいろ試してみて。自分の答えを見つけるのが面白くなるよ」と続けた。

紙とんぼ(難易度☆)

10分ほどで作ることができる紙とんぼ
10分ほどで作ることができる紙とんぼ
【材料】厚紙、ストロー、セロハンテープ
【作り方】
  • (1)厚紙を図の通りに切る。
  • (2)ストローの曲がる所から上部を切り捨て、2カ所に1.5センチの切り込みを入れる。
  • (3)(1)を二つ折りにしてストローの切り込みに差し込み、根元をテープで留める。Yの字になるように広げ、先端2枚を右利きの人は右上がりに、左利きの人は左上がりになるように少し曲げて角度を付ける。

マグネットダーツ(難易度☆☆)

的の部分を自由にアレンジできるマグネットダーツ
的の部分を自由にアレンジできるマグネットダーツ
【材料】磁石が付くボード、細いストロー、強力磁石、色画用紙、セロハンテープ、両面テープ
【作り方】
  • (1)色画用紙で的を作りボードに貼る。
  • (2)ストローの曲がる所から上部を切り捨て、先端に磁石をテープで付け、ダーツの矢を作る。

輪ゴムカー(難易度☆☆☆)

フックに輪ゴムを引っ掛けて後ろに引き、手を離すと走り出す
フックに輪ゴムを引っ掛けて後ろに引き、手を離すと走り出す
【材料】厚紙、ストロー2本、竹串2本、割り箸、クリップ、輪ゴム、セロハンテープ
【作り方】
  • (1)厚紙で直径4センチの丸型を4枚作る。ストローを8センチ、竹串を12センチに切る。
  • (2)丸型の中心部に竹串の先端をテープで付け、ストローをかぶせる。反対側にも丸型を付ける。同じ物をもう一つ作る。
  • (3)厚紙を図の通りに切り、絵を描く。
  • (4)クリップをフック状に伸ばし、割り箸の細い方にテープで固定する。
  • (5)(3)の裏面に(4)をテープで留め、さらに前後それぞれ端から3センチほどの位置に(2)をテープで付ける。
  • (6)フローリングや厚紙に輪ゴムをテープで貼る。車のフックに輪ゴムを掛けて後ろに引き、手を離すと走り出す。
【メモ】

kiyoさんは地元の若者と一緒に「山形を熱くしよう!プロジェクト」を立ち上げ、シンガー・ソングライターやイベントプロデューサーとして活動している。テレビ番組のノッポさんやわくわくさんに影響を受け、工作が大好きに。子どもたちに魅力を伝えたいと、3年ほど前から天童市子育て未来館げんキッズで工作教室を開いている。動画投稿サイト「You Tube」で随時、作り方を公開していく。「げんkiyoくつくってあそぼう」で検索すると視聴できる。

[PR]