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レッツ!手形アート 大江のサークル開催、膨らむアイデア無限大

2019年9月17日掲載
手をしっかり広げ、紙に押し付ける=大江町子育て支援センター「ぱれっと」
手をしっかり広げ、紙に押し付ける=大江町子育て支援センター「ぱれっと」

 子どもの手形、足形を生き物や植物などにアレンジする手形アート。毎月、大江町で教室を開い(みっぺ)ている子育てサークル「Mippe」のメンバーに、作り方や楽しみ方を聞いた。

 「とにかく手形アートが好き」と代表の佐竹志穂さん(38)。作り方はこうだ。子どもの手足に絵の具を付けて紙にぺたんと押し、色鉛筆やペンなどで模様を描く。定番なのはゾウ。逆さまに付けた手形の親指が鼻になる。目や耳、しっぽを描いて完成。両手でゾウ2頭、パパやママの手形を入れてゾウの一家にするのもいい。

 手形アートのアイデアは無限大だ。季節に合わせたアレンジでは、春は花やチョウ、夏はスイカ、秋はハロウィーン、冬はクリスマスツリーなどが人気を集める。2月の節分は鬼、5月の端午の節句はこいのぼりというように、伝統文化を楽しむこともできる。

 Mippeのメンバーたちは、過去に作ったわが子の作品を見て「(手足が)こんなに小さかったんだな」としみじみ振り返る。写真を切り抜いて貼ったり、日付や子どもの身長、体重を書き添えたりすれば、誕生日記念や祖父母へのプレゼントにも。佐竹さんは「その時々のメッセージを書くと、思い出深い作品になる。気軽にトライしてみて」と話した。

おばけやコウモリ、カボチャの手形アートが完成。ハロウィンが待ち遠しくなっちゃう
おばけやコウモリ、カボチャの手形アートが完成。ハロウィンが待ち遠しくなっちゃう

用意するもの

 ▽画用紙など厚めの紙▽水彩絵の具▽筆▽水入れ(紙コップでも)▽パレット(紙皿でも)▽色鉛筆やペン、シール、子どもの写真など

作り方

  • (1)どんな形にするか考える。イメージが浮かばない場合は、インターネットの手形アートに関するページを参考にしてもいい。
  • (2)絵の具を水でのばす。濃いと乾きが遅くなり、薄いと絵の具が垂れてしまうので注意。
  • (3)手足に筆で絵の具を塗り、紙に押す。
  • (4)色鉛筆やシールなどでアレンジする。

アドバイス

  • ▽汚れてもいい服を着たり、新聞紙などを敷いたりすると後片付けが楽ちん!
  • ▽赤ちゃんは手足に違和感を覚えてぐずることがあるので、手際よく行う。
  • ▽1歳くらいの子どもは手をぎゅっと握ってしまうことがある。筆で手をくすぐりながら、紙の近くまで誘導するといい。
バースデーケーキに変身
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昆虫好きの子どもにお薦めのクワガタムシ
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スイカは足を逆さにぺったん、ぺったん
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アイデア次第でさまざまなアートができる
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記者も挑戦―長女の成長にびっくり

 ずっとやってみたかった手形アートに記者(38)が挑戦。初めてなので一番簡単そうなゾウを描くことにした。最近やんちゃすぎて手に負えない長男(2)。手形なんて取れるのかと心配していたが、保育園で何度も経験しているおかげで簡単にできた。しかも、手の甲を自ら反対の手でぎゅっぎゅっと押す。

 長女(9)に続き、記者も。佐竹さんは絵の具を水でのばすのが難しいと言っていたが、塗る量も難しい。節約しすぎたからか、かぴかぴに乾いたような手形になってしまった。さらに紙が小さく、夫が押すスペースがない。仕方なく、色鉛筆で目や耳、飾りを描き足し完成させた。

 それにしても長女の手が大きくてびっくり。長男もこの調子で成長していくのだろう。折を見て手形アートを残し、「こんな時があったな」といつか振り返ることができるといいなと思った。

記者が初挑戦した手形アート
記者が初挑戦した手形アート

 【メモ】Mippeは、赤ちゃん期を卒業した子どものママたちで楽しいことをしたいと、2018年7月に結成した。メンバーは佐竹さんと山沢泰子さん(40)高取明日美さん(38)二戸弥生さん(32)の4人。大江町在住か出身で、2歳から小学2年生までの子どもを持つ。

 毎月第3日曜に町子育て支援センター「ぱれっと」で手形アート教室を開催。町外の人も参加可能だが、同センターを訪れ申し込む必要がある。メイン活動のおさがり交換会(年2回)も人気で、次回は10月6日午前9時半~午後1時、町中央公民館。詳細は同サークルのフェイスブックに掲載。問い合わせはmippe.oe@gmail.com

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