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子どもの熱中症対策 橋本こどもクリニック(山形)・橋本基也院長に聞く

2018年6月5日掲載
	子どもの熱中症についてアドバイスする橋本こどもクリニックの橋本基也院長
子どもの熱中症についてアドバイスする橋本こどもクリニックの橋本基也院長

 6月に入り気温が30度を超える日が出てきた。この時期は熱中症に注意が必要だ。暑さに対する抵抗力が付いておらず、熱中症にかかりやすいとされている。体温調節機能が十分に発達していない子どもは特に気を付けなければならない。山形市の橋本こどもクリニックの橋本基也院長に熱中症の症状や応急処置、予防法などについて聞いた。

   熱中症の初期症状として、めまいや顔のほてりなどが出てくるが、この段階で気付くことができるかが大切。暑さに体が慣れていない今の時期が危険で、大人でも自分が熱中症になってしまっていることが分からないことがある。小さい子どもは、自分の症状を言葉で訴えたり、対処したりできないので大人が顔色や泣き方など普段と違う変化に気付いてあげられるかが重要となってくる。

 もし外出先で熱中症の初期症状が出た際は、涼しい所に移り、水でぬらしたタオルやハンカチで首筋や太い血管が通っている部分を冷やし、水分を飲ませてほしい。表で示した(1)~(7)の症状の進行具合は、必ずしも順番通りではなく症状が進んでしまっていることがある。「症状が改善しない」「会話ができない」などの時は、すぐに受診または救急車を呼んでほしい。

 また屋外だけではなく、室内でも熱がこもるので注意してほしい。特にゲームに熱中している時などは気付きにくいので、小まめな水分補給や温度管理などの対処が大切。室内の温度を快適に保つため、時々換気もしながら過ごしてほしい。車内も直射日光が入ってくることで高温になるので注意が必要な場所だ。スポーツをしている場合も同様で、小まめな水分補給が欠かせない。またベビーカーを利用する時は、地表からの熱を受けやすいので、冷却剤を背中などに用いるなど気にかけてほしい。

 予防策については、その日の気温や湿度を把握することや、小まめな水分補給はもちろん、▽おしっこの回数や量に気を配る▽車内や屋内では適切なクーラーの使用を心掛ける▽気温と湿度に合わせて衣類を調整する-などが挙げられる。また冷却効果のあるスプレーや保冷剤などを活用しながら予防してほしい。

 また、暑さに負けない体をつくるために、日常的に適度な運動を行い、十分な睡眠やバランスの良い食事を取り、免疫力をつけることも重要だ。熱中症は予防できるので、普段の生活と違う場所で遊ぶ時には、意識して過ごしてほしい。

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