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この1年を振り返る、小学1年生のママ再結集 一緒に悩み、歩んできた

2017年3月7日掲載

 小学校入学を迎える子どもたちのママ5人(山形市在住)が、期待や不安を語り合ったのは昨年の今ごろ。みんな大きな環境の変化をどんなふうに乗り越え、どんな日々を送ってきたのだろう。「実際どうだった?」。少し成長したわが子を連れたママたちが再び集まり、この1年を振り返った。

■1年を振り返ってみてどうだった?

  うちの子は最初一人で学校に行けなくて。教室まで行って準備が終わるまで見守る、昇降口で先生に引き渡す、最終的には門まで、と徐々に一人で行ける距離を伸ばしていった。すると、ある日、本人が「付いてこなくていいから」って言って一人で行くようになった。学校の先生とも連絡帳でやりとりし、協力してもらって行けるようになった。

  うちの学校は班登校じゃないので、ちゃんとたどりつけるか心配してた。本人は大丈夫そうだったけど、私が心配で、途中まで夏休み前まで毎日付いて行っていた。夏休み明けからは玄関から顔を出す程度かな。1年前は一緒の目線で楽しんでくれる先生がいいかなと思っていたけど、先生にあまりこだわらなくても小学校は楽しめるもんだなと思った。

  娘が通っている小学校は自分で考えて行動することを大事にしている学校。3学期は必ず、一人が一つの行事で実行委員をすることになっている。うちの子も毎日のように進行を練習したり、今日はこれを決めるんだなどと準備したりしているのが楽しそうだった。成長を感じた。学校は土日も行きたいくらい楽しいみたい。

  入学早々、学校で友達とトラブった。それが家が近い友達で、一時期学校に行けなくなって…。最近になって、「心機一転、もう一回やろう」と話し合いをしたら、学校に行けるようになった。試行錯誤をして1年過ごしたので、次はうまくやれるはず。

  2歳上のお姉ちゃんが問題なかったので、大丈夫だろうと思っていたんだけど…。例えば勉強でも、お姉ちゃんには起こらなかったうっかりミスのようなことで間違う。宿題もちゃんと見て、この子はどこが苦手とかちゃんとチェックしないといけないなと思っている。やっぱりその子その子で違うね。

■家での勉強はどうやらせている?

  毎日勉強させるのは大変。どうやったら習慣付くんだろう。学校と家が離れていて、疲れて帰ってくるから、つい「休憩してからね」と言うと、だらだらしてしまったりする。

  宿題に加えて、英語なども勉強している。合わせて1時間くらい毎日してる。「やらないと大変だ」と自分で思ってやっているみたい。

 一同 えらい!

  やらないと大変なことを分かっているはずなのにためる。分かっていてもできないのは性格?

  毎日の宿題として音読と計算がある。ちゃんとやったら保護者がカードにサインするんだけど、白紙で出すのが耐えられないみたい。「したくなかったらしなくていいよ。サインしないだけだから」って言うと、「それはいやだ」って。

  うちは、あきっぽくて、何か一つをする、というのは無理。タブレットを使うなど、その時の気分でやってくれるものを与えることにしている。それと、他の子よりできていなくても、本人は気にしないの。

  そう。気にしない。

  お姉ちゃんは宿題もちゃんとしていたし、音読なども「1番になりたい」と言っていたのに、この子は順番とかも全然気にしない。

  勉強を見ていて私が口を出すとすぐ怒る。

  すごくいやそうに直したり、口答えしたり。けんかになる。

  難しいね。勉強に関しては。

■遊びの約束

  友達と約束をしてくるようになった。一度、女の子数人がわが家に遊びにくるという約束をしてきた。妹が寝ていて無理だったので、連絡網を使ってその子たちのお母さんに連絡して、子どもに代わって直接話し合わせて、場所を変えたりした。せっかく子どもがしてきた約束だから生かしてあげたいという思いもあるし、どこまで親が出ていいのか迷うことはある。

  うちはわが家に友達が来て遊ぶことが多いかな。親と連絡がとれた場合だけ遊ばせるようにしている。一度、公園に遊びに行くと言うので、時計を持たせて、「何時にはうちの方に向かってくるんだよ」って行かせたことがある。でもその時間になっても帰ってこなかったので、その時はかなり叱った。「何かあったときは、パパやママだけじゃなくみんな心配するんだよ」って。

  時計は持たせても見ない。

  忘れちゃうんだよね。1回信じてやってみたんだけど。

  まだ早いんだなって思う。時間の約束はまだ難しい。学校帰りに友達を連れてきたこともあった。子ども同士で勝手な口約束してくるのはこわい。

  家で約束を決めておかないといけないんだなと思う。

  すごく盛り上がっちゃうんだろうね。学校で。

■親同士の交流や情報交換は?

  親同士のつながりは、幼稚園や保育園に比べて少なくなってきた。

  まず親がほかの親と仲良くなって、そこから子どもも仲良くなるといいなと思って、PTAの球技大会に出た。そこで参加したママたちと仲良くなった。

  うちの学校は年度末に母の会があって、お酒を飲みながら語れる機会があった。楽しかった。

  学校でそういう方針だといいね。職場に子どもの学年が上のお母さんがいる。そういうお母さんの情報はとてもありがたい。

  このつながりもぜひ大事にしたいね。

■小学校生活のこれから

  不安だと思っていたことは、そうでもなかった。

  不安、不安と言っていたけど、それ以上のことが起きた。でもそれをクリアしたので、次何かあっても驚かないと思う。

  友達と青春してほしいな。子ども同士のつながりは濃くなっていくから、いい関係を築いてもらいたい。

  大人になっても小学校の友達と飲みに行くというような関係を築いてほしいな。それと同時に、学校以外のところにも、いろんな友達がいるんだよっていうのも知ってほしい。

そっか、「親はいつでも1年生」なんだ。

 通学班の待ち合わせ場所に泣きじゃくる娘を置いてきたり、昇降口で先生に無理やり引き渡したり…。小学校入学当初は、親子共につらかった。「頑張ってこい」と背中を押す日々から一転、「一緒に頑張ろう」と寄り添うようにしたら、娘は半年ほどで笑顔で登校するようになった。

 気付けば一度も休むことなく登校している。そんなこともあったねと笑って話せることが幸せだと思う。座談会に参加したママたちも、いろんな不安や悩みを抱えながらこの1年を過ごしてきたのだろう。子どもの成長ぶりを語る顔が生き生きとしていた。

 学校の個人面談で担任の先生に言われたことが印象に残っている。「お母さんはいつでも1年生。子どもが2年生になっても、2年生のお母さんとしては1年生なのよ」。そっか、私はまた1年生か。次の1年も、娘の気持ちに寄り添って見守っていきたい。 (E)

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