わいわい子育て

アラカルト

新聞で遊ぼっ 山形・子育て支援センターはやぶさの鈴木さんに聞く

2016年5月7日掲載

 読み終えた後の新聞紙は、子どもたちにとって最高の遊び道具。自由に破って丸められるのはもちろん、スカートや大きなリボン、ロボットだって作れる。遊びから片付けまで一連の流れで楽しめるアイデアを、子育て支援センターはやぶさ(山形市)の鈴木佑子さん(39)に教えてもらった。ゴールデンウイークに外で遊び回って疲れたら、家の中でのんびり新聞紙を使って遊んでみては。

■まずはラーメン屋さんごっこ

いらっしゃいませ

 壁に渡したポリエチレンテープに、ちぎった新聞紙をぶらさげるように貼る。男の子が手で紙をかき分け「いらっしゃいませ」。お客さんが訪れ、ラーメン屋さんごっこが始まった。

■次に「取れるかな」

負い掛けろ~

 新聞紙をつるしたテープを外し、両端を持って室内を移動する。子どもたちは歓声を上げながら追い掛け、1枚ずつ取っていく。

■最後に散歩

楽しく片付けよう

 テープの新聞紙がなくなったら、楽しく片付けをしよう。使った新聞紙をビニール袋に丸めて入れ、口を閉じる。テープを付けて引いて歩くと、犬を連れているみたい?

■他にもこんなものが作れるよ

【スカート】新聞紙を裂いて腰に巻く。歩くたびにひらひら揺れ、子どもたちは大喜び。


【ロボット】筒状に丸めた新聞紙をテープでくっつけ、ロボットの完成だ。


【リボンとワンピース】ワンピースやリボンもできる。お姫さま気分でちょっぴり照れちゃうね。


鈴木さんから「豊かな発想で新しい遊びに」

 新聞紙遊びは指先の発達を促すだけでなく、子どもの想像力を育てる。「ラーメン屋さんごっこ」は、そのいい例。大人が「つるしたら楽しいかな」と思って取り組んだことが、子どもたちの豊かな発想で新しい遊びになった。

 さらに親が感じたことを子どもに伝えることで、表現力や言語力も育まれる。

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