やましん住宅展示場/ハウジングプラザ平清水/家づくりコラム【家識(いえしき)】

家づくりコラム家識

(33)「どうする? マイホームの花粉症対策」

花粉に悩む女性のイラスト

春の訪れを嬉しく思う反面、「またあの季節がやって来たか」とうんざりする人も少なくないのでは。そう、春の訪れは花粉症の季節の到来でもあるからです。日本人の4人に一人、あるいは3人に一人が花粉症とも言われています。去年までは大丈夫だったのに今年ついに花粉症デビューなどという話もよく耳にします。すでに花粉症の人はもちろん、そうでない人も、これからマイホームを建てる際には、花粉症に備えた家づくりを考える必要がありそうです。

1.玄関クロークを設けて、花粉を室内に持ち込まない!

花粉の最大の侵入口となるのは玄関です。外から帰ったらコートやカバンに付いた花粉をブラシなどで静かに払う、ウエットティッシュで拭き取るなどの対策が基本ですが、より確実にシャットアウトする方法は、花粉の付いたコートやカバンを室内に持ち込まないこと。そこで、コートを掛けるハンガーやカバンを置く棚などのある玄関クロークを設けることをおすすめします。さらに、空気清浄機を配置すればより安心。また、帰宅してすぐに手洗い・うがいができるように玄関近くに手洗いスペースを作ってはいかがでしょう。もちろん冬場の風邪やインフルエンザの予防にもまだまだ気をつけたいコロナ対策としても有効です。

2.洗濯物を花粉から守る室内干しスペースを

通常は、庭や2階のベランダスペースに干すことの多い洗濯物。でも、花粉が多く飛散する季節はゼッタイにNGですよね。当然、室内干しになってしまうわけですが、部屋干しによる生乾き臭や湿気によるダニやカビの発生といった別の心配につながってしまいます。ですから、室内干しスペース選びは、なるべく日差しが入る間口の広い場所、それでいてあまり人目につかない場所を確保したいものです。間取りに余裕があれば、日差しだけを招き入れて花粉はシャットアウトできる「サンルーム」がベスト。他には、浴室などに乾燥暖房機能をつけるといった方法もあります。

3.高気密住宅で花粉の侵入をブロック

粒子が細かく目に見えない花粉は、わずかな隙間からでも室内に侵入してしまいます。そのリスクを最小限に抑えてくれるのが高気密住宅です。その一方で気密性が高ければ高いほど室内にはホコリや臭いなどが蔓延してしまうため、やはり換気は欠かせません。せっかく建物の気密性が高くても、換気のためと窓を開けてしまっては意味がありません。つまり、花粉症対策には気密性と換気システムがセットで重要ということです。おすすめは、外気を取り込む給気口と室内の空気を外に排出する排気口の双方にファンをつける第一種換気方式。給気も排気も機械なので効率良く計画的に換気をコントロールでき、給気口に高性能フィルターを取り付けることで花粉や塵、虫などの侵入を防ぐこともできます。給気と排気の両方にファンが必要なので設置費用やランニングコストはかかってしまいますが、いつもクリーンな室内環境で過ごせるという点では健康面でも精神面でもメリット大です。

4.床や壁には花粉がつきにくい素材を選ぼう

上記1.から3.の方法で花粉をブロックしたとしても残念ながら室内への侵入をゼロにすることは難しいでしょう。室内の花粉対策としては、床には花粉が付着しやすいカーペットや畳よりも掃除しやすいフローリングがおすすめです。また、壁紙も花粉が付着しづらい凹凸のないツルツルした素材がいいでしょう。さらに、ビニル壁紙の表面に安全性が確認された薬品を塗った機能性壁紙を使用すればより安心です。機能性壁紙には、ダニのフンや死骸、花粉などのアレルゲンの働きを抑える抗アレルギー効果やウィルスを抑制する抗ウィルス効果、タバコ臭やペットの臭いを軽減する消臭・抗菌効果など、さまざまな種類があります。

<まとめ>

今回は、まさに今がピークの花粉症をテーマにお届けしました。鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ、集中力の低下など、さまざまな症状に悩まされる花粉症。せめて我が家ではその憂鬱から解放されたいものですよね。いかに花粉を屋内に侵入させないか、入ってしまった花粉からどう身を守るか。春の訪れを心から喜べるように、家づくりの際には最新の花粉症対策を検討・導入して快適なマイホームライフを手に入れてください。