2024年3月29日(金)
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楽しく~レッツ短歌

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楽しく~レッツ短歌
楽しく~レッツ短歌

(6)本紙記者がチャレンジ~題「窓」

2021/6/16 20:15

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 山形新聞の記者たちが作った短歌を添削します。初心者でも詠みやすいよう題を出しました。今回は前回に引き続き「窓」になります。

ステイホーム窓が集めた日だまりを浴びてごろごろ転がる幸せ(20代男性)

▼添削例

ステイホームの窓が集めた午後の陽を浴びてごろごろ転がる幸せ

【評】「ごろごろ転がる」の音感が、内容によく合って楽しい一首です。日差しが集まって「日だまり」になるので、集めた「日だまり」は、ちょっと変な表現ですね。下句の音感をさらに生かして「午後の陽を」としたらいかが。

七階の窓開け風を感じたい筆が進まぬ土曜日の午後(40代女性)

▼添削例

七階の窓開け風を感じたい筆が進まぬ雨の土曜日

【評】記者という仕事ならではの、ある土曜の心理の屈折が、とても深く表現されていると思います。結句によって風のイメージが大きく変わりますので、「曇りの土曜」「初夏の土曜日」「九月の土曜」など、いろいろありますね。

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