(6)本紙記者がチャレンジ~題「窓」
ステイホーム窓が集めた日だまりを浴びてごろごろ転がる幸せ(20代男性)
▼添削例
ステイホームの窓が集めた午後の陽を浴びてごろごろ転がる幸せ
【評】「ごろごろ転がる」の音感が、内容によく合って楽しい一首です。日差しが集まって「日だまり」になるので、集めた「日だまり」は、ちょっと変な表現ですね。下句の音感をさらに生かして「午後の陽を」としたらいかが。
七階の窓開け風を感じたい筆が進まぬ土曜日の午後(40代女性)
▼添削例
七階の窓開け風を感じたい筆が進まぬ雨の土曜日
【評】記者という仕事ならではの、ある土曜の心理の屈折が、とても深く表現されていると思います。結句によって風のイメージが大きく変わりますので、「曇りの土曜」「初夏の土曜日」「九月の土曜」など、いろいろありますね。
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