松島のがれき、6月中旬に試験焼却 酒田市発表
2012年06月07日
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東日本大震災により宮城県松島町で発生した震災がれきの受け入れを検討している酒田市と酒田地区広域行政組合は6日、同市役所で記者会見し、同組合のごみ処理施設で今月中旬に、がれきの試験焼却を行うと発表した。本格受け入れに向けた手続きで、行政の施設では県内初の試み。試験焼却量は、木片など可燃性がれき約10トン。16日に搬入し、17日に酒田市広栄町3丁目のごみ処理施設で一般ごみと合わせて焼却する。18日に焼却灰を搬出し、同市北沢の最終処分場に仮置きする。 搬入や焼却の過程で放射性セシウム濃度や空間放射線量などを測定。県の基準値以下であることを確認した上で、施設周辺住民に結果を説明し、理解を求める。測定結果は同組合のホームページでも公表する。市によると、松島町のがれき仮置き場の空間放射線量は毎時0.07~0.08マイクロシーベルトで、市内と同水準という。 松島町では震災で約8万1000トンのがれきが発生。このうち3000トンが可燃性ごみで、現地で対応しきれない1000トンついて4月に、環境省から県を通じて同組合に受け入れ依頼があった。
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