「詳細な汚染地図作る」 福島市が山形、米沢で説明会
2011年12月28日
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自主避難者を対象に福島市が開いた説明会=山形市民会館
山形、米沢両会場の説明会で、福島市の担当者は小中学校などで行った除染で放射線量が減少した結果や、比較的線量が高い大波地区で来年3月末までに全382戸の除染を完了する見通しを示した。同様に線量が高めの渡利地区は年明け以降に除染を始め、この2地区以外は4月から順次実施するとした。子どもや妊婦に対する線量計の配布、全市民を対象とした内部被ばく検査についても説明した。 山形会場の市民会館で親子連れら約40人を前に、瀬戸市長が「皆さんのことは常に頭にあり、除染や食品の検査などに日々努力している。現状を聞き、できる限りのことをしたい」と述べた。質疑応答では「認可保育所の広域入所を認めてほしい」との要望もあり、福島市側は「各方面から問い合わせがあるが、協議中」と答えた。 米沢会場の市民文化会館には約30人が集まった。「地元農産物に放射性物質の数値表示を徹底して」などの質問に対し、福島市側は「除染が先行しているが、食品の表示も充実させていきたい」などと回答した。 山形市には約3200人、米沢市には約2500人の福島市民が身を寄せている。
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