義援金や応援ビデオレター届ける 東根・神町中、東松島の中学を訪問
2011年10月18日
Tweet
東根市神町中(大内敏彦校長、398人)が、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の鳴瀬二中(高橋裕子校長、134人)を支援する「支え愛プロジェクト」を進めている。生徒会役員や教員ら13人が現地を訪問し、義援金やビデオレターを届けた。鳴瀬二中は津波で生徒3人が亡くなり、校舎も使えなくなったため、鳴瀬一中を間借りして授業を行っている。神町中は、東根市と交流がある東松島市の中学校支援を計画。市教育委員会と相談し、被害が甚大な鳴瀬二中を支援先とした。生徒らは、現地視察した教員や日本赤十字社の関係者から被害状況を聞くなどして、7月からプロジェクトを本格的に始めた。 生徒たちは地区住民にも協力を呼び掛けてアルミ缶約1トンを回収し換金。生徒と教員らの募金と合わせ義援金約16万円を集めた。さらに全校生のエールや応援歌を収めたビデオレターも作った。 鳴瀬一中で今月6日に行われた贈呈式で、神町中生徒会長の有川幹太君(15)は「一緒に支え合っていきましょう」とあいさつ。鳴瀬二中生徒会長の秋山公成君(14)が「支えられていることに感謝し、生きていく」と応じた。神町中は今後も引き続き取り組みを続けていくという。
東日本大震災 記事一覧
|
文字サイズ変更
山形新聞からお知らせ
|