スイセン球根を被災地に 市民が寄せた5000個超を発送
2011年09月14日
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市民から寄せられたスイセンの球根を一個一個チェックするメンバー=南陽市赤湯
プロジェクト提唱者は園芸家でタレントの柳生真吾さん。「買った花ではなく全国のみんなの庭に咲く花を、来年の春に被災地に咲かせたい」という柳生さんの思いを、ブログで知った倶楽部メンバーが提案し取り組んできた。 6月の市報で「みなさんのスイセンの球根を少し分けてください。心と一緒に送りましょう」と協力を呼び掛けたところ、花が咲き終わった庭から掘り上げ、乾燥した球根が市民から次々と寄せられた。「『被災地に行けないけれど、こうして力になれるんですね。この気持ちをつないでください』との言葉に胸を打たれた」と酒井会長。この日は球根一個一個の土を払いながら状態を確認し、丁寧に箱詰めした。 プロジェクトのホームページによると、全国からの球根は10万個超集まっている。仙台市の仙台サンモール一番町商店街で23、24の両日、気仙沼市のダイシン店頭で25日に配布イベントが開かれる。
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