県内避難者1600人増、8578人に 県集計・1万人超える見通し
2011年07月30日
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東日本大震災に伴う福島県や宮城県から県内への避難者数が28日現在、8578人に上り、前回調査(7月14日現在)から約1600人増加したことが29日、県の集計で分かった。増加したのは、借り上げアパートを利用する福島県からの自主避難者がほとんど。その多くが入居した山形市では避難者数が前回調査から1000人近く増え、約3000人となっている。県によると、県内への避難者は福島県からが7712人(前回比1643人増)、宮城県からが812人(同48人減)。避難先別の人数は(1)アパートなど6562人(同1740人増)(2)知人宅や病院など1130人(同92人減)(3)旅館・ホテルなど744人(同50人減)(4)学校や体育館などの1次避難所142人(同5人減)-となった。 避難先の市町村別では、県内最多の山形市が前回調査より980人増え、2945人となった。次いで米沢市が577人増の2512人。この2市で、今回の増加分のほとんどを受け入れた形となる。 福島県からの自主避難者は福島第1原発事故の影響を懸念する福島市、郡山市などの住民がほとんど。県による借り上げアパートの契約件数は27日現在、2511件、予定入居者数が8145人に上っているが、このうち約1500人はまだ入居していないため今回は未集計。今後少なくともこの分が増加し、避難者は合計1万人を超える見通し。
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