山形大と芸工大がボランティアバス運行 5月から、活動して現状学んで
2011年04月20日
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山形大と東北芸術工科大は、宮城県などの被災地に向けてボランティアバスを運行する「スマイルエンジン山形」を始める。両大学の学生を対象とした5月4、5両日の便を皮切りに、14日からの毎週土曜は、一般参加者も募って定期便を走らせる。ボランティア活動後に、被災地支援の現状を学ぶ時間も設ける。日常生活の10%を使って無理なく支援を続けようという両大提案のキャンペーン「スマイル・トレード10%」の一環。4、5両日は45人乗りの大型バスを合計4台出し、宮城県石巻市で活動。現地ボランティアの受け入れ窓口となっている非政府組織(NGO)と連携し、必要な作業に従事する。発着は山形市で午前6時出発、午後7時到着。ボランティア活動終了後、災害支援の現状を学ぶプログラムがあるのが特徴。両大の学長も参加する。 14日から当面は5月末まで、毎週土曜日に運行。現地でボランティア活動を集約している団体と連携し、組織的な活動を必要としている地域に派遣する。学生45人、一般45人を募集する。一般は保険料、運賃などの参加費2000円(予定)が必要。 山形大で19日開かれた記者会見で、東北芸術工科大の宮本武典講師は「新学期が始まって学生ボランティアがそれぞれの大学に戻っていく中、山形大、芸工大の学生らが継続的に支援できれば力になるのではないか。一般の人にも多く参加してほしい」と話した。 東日本大震災 記事一覧
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