東根の白煙、原因は油漏れ
2011年04月08日
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東根市若木の山形スリーエム(荒田直浩社長)第2工場から8日午前0時ごろ、白煙が上がった事故は、同市消防本部などのその後の調べで、地震のため工場内の配管が外れ、高温の油が漏れたことが原因と分かった。同社などによると、壁紙や自動車外装用のフィルム製品を乾燥する熱媒油(約220度)が、第2工場の配管から漏れ出て蒸気が発生。停電で換気扇が止まっていたために蒸気が充満し、屋外にも流れた。配管のバルブを締めて油漏れを防いだところ、蒸気の発生は午前1時15分ごろまでに止まった。工場内では約50人の社員が働いていたが、地震の発生とともに屋外に逃げて無事だった。 東日本大震災 記事一覧
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