米沢・九里学園高が聴講生受け入れへ 転入学手続き、授業料も不要
2011年03月31日
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東日本大震災に伴い県内に避難している生徒について、米沢市の九里学園高は30日、転入学と、転入学手続きをせずに授業を受けられる「聴講生」を受け入れると発表した。聴講生の場合、通学期間は問わず、授業料も不要。同校によると、選択授業が多いため、聴講生の定員は設けていない。実習科目では材料費を徴収するケースもある。同校で学んだ期間の単位認定については「在籍校と連携し認められる方向にしたい」としている。申し込み受け付けは4月1日からで、授業は同11日に始める。 転入学は、在籍高校が被災地域に該当しているか、避難指示が出ている地域にある場合に限って受け付ける。相談会を4月1、2の両日、午前10時と同11時の2回開く。同校は「転入学する生徒の授業料など経済的な負担の軽減については、国や県の動きを見ながら検討する」としている。 また同校は4月1日から6日の午前9時~午後5時、避難者の学習場所として図書館、教室を開放する。問い合わせは同校0238(22)0091。 県私立中学高等学校協会によると、県内の全日制私立高15校のうち、九里学園を含む14校が「相談があった場合に受け入れが可能」としている。現時点で転入学を決めたケースは報告されていないという。 東日本大震災 記事一覧
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