山形空港、29日から震災後最多の16往復 県「例ない利用頻度」
2011年03月28日
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震災後、重要な移動拠点となっている山形空港。29日には4路線16往復の運航が始まる=27日午後7時12分、東根市
地震発生直後から宮城県側の鉄道、空港の機能がまひしている影響で、東北地方と首都圏、関西圏を直接結ぶ公共交通機関は山形空港発着の航空機が1番の大動脈となっている。 山形空港では、今月18日から26日まで東京便9、大阪便4、札幌便2の計15往復の便が運航。運航ダイヤで見ると、大阪(伊丹)からの便が午前8時40分に到着してから午後10時40分に最終の東京(羽田)便が離陸するまでの間、「(平均して)約30分に1便の割合で滑走路が使われている」(県空港港湾課)状態となっている。 28日からは日本航空が運航する便が羽田便6、大阪便5、札幌便2の計13往復となり、全日空の臨時便が乗り入れする29日からは大阪便2、名古屋(中部)便1の3往復が加わり計16往復となる予定。 宮城県によると、津波被害を受けた仙台空港は民間機が利用できるめどが立たず、山形新幹線の東京-新庄間が復旧するのも早くて4月中との見通しとなっているため、山形空港の超過密ダイヤはしばらく続くとみられている。 東日本大震災 記事一覧
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