岡田氏、谷垣氏が県内避難所視察 「燃料輸送急ぐ」「与野党で協力」と強調
2011年03月26日
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民主党の岡田克也幹事長、自民党の谷垣禎一総裁が26日相次いで来県し、山形市内の避難所などを回り、被災者の声に耳を傾けた。[ ![]() 民主党が設置した地震対策本部の本部長を務める岡田幹事長は視察後、報道陣に「被災地支援に努力する山形でガソリン、軽油、灯油が不足している現状をあらためて認識した。これでは支援したくてもできない。燃料が県内に行き渡るよう輸送を急がなければならない」と強調した。 谷垣総裁も報道陣の取材に応じ「与野党関係なく災害復旧に関するものは協力する。腹を割って相談していかなければならない」と述べた。 岡田幹事長は同日午前、県内最多の800人以上の避難者が身を寄せる山形市総合スポーツセンターを訪問。福島県から避難したお年寄りと言葉を交わしたり、ボランティアをねぎらうなどした。 引き続き、県災害対策本部長の吉村美栄子知事、県市長会長の市川昭男山形市長、農業団体、商工団体の代表らと面会。被災者支援活動に必要な石油燃料の確保などを盛り込んだ県の緊急要請書を受け取った。 一方、谷垣総裁は同日午後、同センターの第1体育館や子どもたちの遊び場となるキッズルームを視察。お年寄りの世話をしていた避難者らに「安否が確認できていない親戚はいますか」などと声を掛けていた。谷垣氏はその後、上山市体育文化センターに足を運んだ。27日は宮城、福島両県の被災地を訪れる予定。 東日本大震災 記事一覧
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