地域の情報、一番充実 左沢高で読み方講座
山形新聞社が提唱する「1学級1新聞」を導入している大江町の左沢高(青柳敦子校長)で8日、本紙記者による新聞の読み方講座が開かれ、生徒たちが新聞の特長や学校生活への生かし方を学んだ。
同校は日本新聞協会の2020年度の「NIE」(教育に新聞を)実践校に指定されており、NIEの選択授業の一環として2年生12人が受講した。本紙報道部の相原健佑主任が情報量の多さや正確性といった特長を解説。クマから下級生を守った女子児童の記事などを紹介し、「地元紙はどこよりも地域の情報を充実させている。今後の進路などに役立つ情報がたくさんある」と話した。渡辺千尋さん(16)は「将来就きたい仕事に新型コロナウイルスの影響が出ているかを新聞でチェックしていきたい」と語った。
県内高校を対象にした「1学級1新聞」は、山形新聞社OBの故鈴木正氏の篤志で設立された「鈴木基金」を活用し、趣旨に賛同する県内外の企業に協力を呼び掛けて実施。私立高と実業高、公立高普通科の計54校に新聞を届けている。
▼SDGs 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。国連加盟国が採択した目標で、「質の高い教育をみんなに」など17項目を掲げている。教育格差の是正などを目指す本紙提唱の「1学級1新聞」の趣旨と合致する。
2020/10/9 08:41
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