未来のため、私たちから「SDGs」 酒田・泉小5年生が学ぶ
酒田市泉小(富樫朗校長)の5年生54人が27日、総合学習の一環として、2030年までの達成を目指し、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」について学んだ。本紙「日曜随想」の筆者で、世界150カ国に行った経験がある若葉旅館(同市)の矢野慶汰専務(44)が、未来のために子どもたちができることを伝えた。
児童は本年度、総合学習としてレジ袋の有料化について調べ、その効果や課題を探ってきた。より理解を深めようと、矢野さんを講師に招いた。
矢野さんは世界約200カ国が共有する資源や問題を挙げ、「人種や宗教を越えて一緒に考えようと目標化したものがSDGsだ」と説明。新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大したことで「命が脅かされている一方、立ち止まっていろいろな問題を考える機会にもなっている」とした。
矢野さんは訪れた各国の写真を示すともに、海の漂着ごみや子どもたちの教育格差などに触れ、「みんなが大人になる30年までにSDGsについて考えながら生きてほしい」と締めくくった。高橋美慧(みさと)さん(11)は「水がきれいなのは当たり前だと思っていたが、国によっては、そうでないことを知った」と語り、栄田柚菜(えいたゆうな)さん(11)は「これまで調べてきたことにつながる話もあった。資源は大切で、マイバッグを使うなどの工夫をしたい」と話していた。
2020/8/28 13:44
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