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国会本館付属家(上) 「牛重」新たな名物に

2015/6/7 11:01
「牛重」のテークアウト商品。国会議員の支援者らに喜ばれている

 衆院と衆院議員会館を結ぶ通路に、注意しなければ気付かないような扉がある。その奥は「本館付属家」と称される柱廊風の構造物。各種テナントが入っているが、牛丼チェーン「吉野家」の永田町1丁目店は広く知られている。

 衆院事務局によると、同店は2013年10月にオープンした。同店限定商品として、和牛の肩ロースを使用した「牛重」を提供し、国会の新たな名物になった。販売価格は1240円。

 自民党TPP対策委員長(当時)として最初に試食した西川公也前農相は「和牛のPRにつながっている。味は申し分ない」と太鼓判を押す。

 若手男性議員には常連が多いが、ほとんどは迅速に出てくる牛丼を食べる。議員によっては、地元から支援者が訪れると店に案内するか、議員会館でテークアウトの牛重を食べながら懇談している。牛重を目的に県内の首長が来店することも。

 吉野家企画本部に販売状況を問い合わせようとしたが「極めて限定的な商品であり、対外発信については控えさせていただく」と回答があった。(東京支社・古頭哲)

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