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国会参観 年間100万人が訪れる

2015/5/10 10:26
国会議事堂の前で衛視の説明を聞く陵東中の生徒

 東京で桜が散るころになると、春の修学旅行シーズンが本格化し、地方から訪れた多くの中学生が国会周辺を行き交うようになる。

 近年の年間参観者は衆院が60万人前後で、参院は30万人を超える。議会制民主主義を学ぶため、春と秋を中心に、合わせて100万人近い児童生徒らが国会を訪れる。

 参院には広さ約650平方メートルの参観ロビーがあり、多くの展示品を通じ国会の役割、国会議事堂の歩みを紹介している。

 今春の修学旅行で、寒河江市の陵東中はクラス別研修を実施した。国の針路、地域活性化などのテーマで、政治の動きに関心を抱く生徒が多い3年3組は参院を訪れた。

 30人は全員が初めての国会議事堂で、緊張気味に参院内を巡った。生徒会議長を務める立木菜々実さん(14)は「本会議場中央の高いところに立派な席があり、やはり議長は重要な役職だと再認識した」と話した。

 1時間10分の行程で、院内を案内した衛視は同市出身の秋場祥太郎さん(34)。陵南中3年時の修学旅行で国会を訪れ、衛視を志した。(東京支社・古頭哲)

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