永田町ウオーキング

>>山形新聞トップ >>永田町ウオーキング >>民主党本部 党勢回復へ役員結束

永田町ウオーキング

民主党本部 党勢回復へ役員結束

2015/3/29 09:59
岡田克也代表の定例会見で、進行役を務める近藤洋介役員室長(左)

 国会図書館前の交差点から北へ。左手の頭上に民主党本部の看板が見えてくる。現在の党が結成された1998年以降、政権をめぐって激しい攻防を繰り返してきた自民党本部に対し、まるで背を向けるようにして建つ三宅坂ビルに入り、7フロアを使用している。

 政権交代を果たした際には幹事長だった岡田克也氏が代表に就き、新体制が発足した。衆参両院議員の経歴と出身母体は多様だが、先の衆院選で党首が落選するなど不振だったことを踏まえ、党内の結束を図り、懸命に自主再建の道を探る。

 岡田代表の定例会見は金曜日。週によっては役員室長に就いた近藤洋介衆院議員(比例東北)が仕切る。新聞記者の経験を生かし、近藤氏は報道機関とのスムーズな関係構築に腐心するほか、役員間の連絡調整、代表談話の原案作成などをこなし、多忙な日々を送る。

 網膜剥離の影響で、岡田氏は左目の視力が低下し、周囲が気遣う中で党をけん引。統一地方選が幕を開けた。役員が結束力を発揮して体調不良の岡田氏を支え、党勢を回復することができるか。

[PR]
[PR]