県内 ご当地味覚

県内 ご当地味覚

「県内 ご当地味覚」では、県内各地に伝わる食材や伝統料理について、その由来と栽培・調理法、味わい、旬の時期などを紹介していきます。

花作大根の酢漬け 手軽でヘルシー、高まる人気

 長井市花作町の伝統野菜「花作(はなづくり)大根」。根の長さ14~15センチ、直径約8センチ、短めでねずみ大根とも呼ばれている。食感は硬く辛い。かつて置賜全域で作られた記録もあるという。

花作大根の酢漬け
 同市内の生産農家は現在約30軒。計約15アールに作付けしている。調理法としては漬物や大根おろしが最適だが、漬物にする場合、辛味を消すためこれまで約2カ月間の塩漬けが必要だった。そこで市内の生産農家が簡単に漬ける方法として考えたのが酢漬けだ。

 発案したのは同市草岡の菊地よ志子さん(72)。大根を乱切りにし、酢のほか砂糖や塩、赤トウガラシを加え、紅花を入れて4~5日漬け込めば完成となる。初日だけは重しを重めにするのがポイント。

 手軽な酢漬けは市内の生産農家に広まりつつあり、長井市民直売所「おらんだ市場 菜なポート」にも、「はないろだいこん」の名で出荷している生産グループもある。

 酢漬けを食べるとカリカリとした食感とともに、甘辛く調和した味が口の中いっぱいに広がる。ほんのり赤みがかった見た目も食欲をそそる。

 菊地さんは「ヘルシーに手軽にという思いで酢を使った。年齢を問わず、好んで食べてもらえると思う」と話している。

材料】花作大根6キロに対し、砂糖1キロ、酢500ミリリットル、塩150グラムを加え、さらに紅花と赤トウガラシ適量を入れて漬け込む。

2010年11月23日 掲載
過去の記事一覧
[PR]