軍人が民間の壕に逃げ込むほどの戦局なのか

東根市 高橋浅十さん

 高橋さんが東根国民学校高等科2年だった1945年、東根市は空襲を受けた。同年8月9日は午前中に計3回の攻撃があった。空襲に備え、海軍は同市の若木山に計16の軍用、住民用の防空壕を整備。サイレンで住民用に逃げ込むと、兵士の姿があった。機銃音と爆弾の投下音が響き、攻撃は1時間ほど続いた。戦局は日本有利と聞かされていたが、敵機を攻撃する味方の機影はなかった。その6日後、玉音放送を聴いた。

(2014年8月13日付朝刊、当時82歳)

2020/7/28 07:59
記事・写真などの無断転載を禁じます
戦後75年、言葉を刻む
[PR]

県内ニュース最新一覧

[PR]