一発も撃たずに終わった。今はそれで良かったと思う

沖縄県うるま市 比嘉恒吉さん

 比嘉さんは19歳で徴兵され、通称「霞城連隊」の陸軍歩兵第32連隊に加わった。3カ月の訓練後、沖縄戦の前線へ。棚原高地で偵察中、米軍の手榴弾を浴び負傷した。壕(ごう)の出口をふさがれて生き埋めになり、仲間に助け出された。一時離れた部隊に戻り、陣地に潜んでいた1945年9月3日、武装解除に応じた。一度も敵に引き金を引かず、生き残ったことに引け目を感じたこともあったが、生きていることの尊さを実感した。

(2011年8月13日付朝刊、当時86歳)

2020/7/21 08:34
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