上官が突然叫んだ。「君たちに永久休暇を与える」

山形市 榊法信さん

 榊さんは17歳で海軍飛行予科練習生を志した。教育部隊で訓練を受け、鹿児島、岩国の航空隊に配属された。出張先の広島を離れた直後に原爆が投下され、約1週間後の空襲では偶然、同僚よりも早く岩国飛行場を後にしていたため、命をつないだ。8月15日の玉音放送は聞き取りづらく、敗戦を理解できなかったが、同30日に告げられた上官の言葉で、終戦を悟った。戦後は小学校教諭、住職として、平和や命の尊さを伝え続けた。

(2010年8月13日付朝刊、当時84歳)

2020/6/19 09:23
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戦後75年、言葉を刻む
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