内地では伝えられていないこと

沖縄県平和祈念財団事務局長 上原兼治さん

 沖縄県糸満市の国吉の丘に1965年、沖縄に散った山形県人らを慰霊する「山形の塔」が建立された。戦後、各都道府県は山形県と同様、戦没者の慰霊塔を建てた。財団は各都道府県や女学生の看護部隊などの塔、碑を管理してきた。財団は2011年に戦没者遺骨収集情報センターを設立。沖縄戦では、日本側だけで約18万人が亡くなったとされ、設立当時は2千~3千柱が未収集とみられていたが、多くの国民はその状況を知らない。

(2011年8月14日付朝刊)

2020/6/12 07:53
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戦後75年、言葉を刻む
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