ことし、終戦から75年を迎える。昭和、平成、令和と時代が流れ、戦争を体験した方々の肉声に触れる機会が絶えつつある。戦後75年企画として、記者がこれまでに取材してきた戦争体験者たちの声を紹介する「言葉を刻む」を始める。過去の紙面などに改めて光を当て、「あの時代」を見つめ直しながら、戦争と平和について考える。全国の地方紙とも連携する。
戦後75年、言葉を刻む
- [2020/8/15 07:31](50)「遺骨収集? 何それ」「まだやってるんだ」。同世代の若者から投げ掛けられた言葉だ
- [2020/8/14 08:16](49)孫におばあちゃんと呼ばれ、仲間に元気だったと手を握られるとき、ああ生きてきたんだと思う
- [2020/8/13 08:15](48)妹を抱えて逃げていれば、死なせずにすんだかもしれない
- [2020/8/12 07:43](47)遺骨収集の真意は国や妻、子を思って、戦って亡くなった「家族」を日本に連れて帰ることだ
- [2020/8/11 08:53](46)「惨状を目にして逃げていいのか」土門が自身に向けた問い掛けだ
- [2020/8/10 09:25](45)自衛以上の戦力はいらない
- [2020/8/7 07:58](44)「小学生と中学生が不発弾で死んだらしい」。教え子らの悲報が届いた
- [2020/8/6 08:20](43)原爆は、人間の命の否定だった
- [2020/8/5 08:33](42)ひもじかったさ。でも毒が入ってると疑ってた
- [2020/8/4 08:19](41)原爆ドームは残さないといけない。これを大切にしないと世界平和は来ない
- [2020/8/3 07:53](40)訓練前、上官に「これはお前らの棺おけじゃ」と言われた
- [2020/7/31 07:49](39)「先生、写真を撮って」細い澄んだ声をぼくは一生忘れることができないだろう
- [2020/7/29 09:50](38)けがをしていなければ、その後の総攻撃で戦死していた
- [2020/7/28 07:59](37)軍人が民間の壕に逃げ込むほどの戦局なのか
- [2020/7/27 07:50](36)撮らねばならぬ。シャッターを切りまくらねばならぬ
- [2020/7/24 08:59](35)戦争に安全な場所はなかった
- [2020/7/23 09:48](34)あと1日戦闘が続けば、今ここにはいなかった
- [2020/7/22 08:55](33)秋水は私の青春だった
- [2020/7/21 08:34](32)一発も撃たずに終わった。今はそれで良かったと思う
- [2020/7/20 07:47](31)ぼくは、広島へ行って、驚いた。これはいけない、と狼狽した
- [2020/7/17 08:53](30)ぼくの原点は戦争体験。迷った時はいつも敗戦に立ち戻った
- [2020/7/16 08:00](29)ここは自分たちにとって戦場だ
- [2020/7/15 07:19](28)百姓が恋しくなりました
- [2020/7/14 08:23](27)憧れだった空は戦時中、戦いの場となった
- [2020/7/10 08:19](26)腹ばいになって目を閉じ耳を押さえ、口は少し開けておけ
- [2020/7/9 08:13](25)過去三十年は一瞬の夢でした
- [2020/7/8 09:05](24)いまは科学者が戦争を意識しなくなってしまった
- [2020/7/7 08:11](23)父が亡くなったことを証明できるものはない
- [2020/7/6 07:28](22)これで、悲惨な目に遭う人たちがいなくなるんだ
- [2020/7/3 08:02](21)こいつを聞く時は涙がこぼれた。「玉砕ス」
- [2020/7/2 07:55](20)どの写真を見ても、いつもお父さんが明子を抱いている
- [2020/7/1 08:39](19)捨てられた民
- [2020/6/30 07:43](18)つくづく思う。軍隊とは「運隊」なんだと
- [2020/6/29 09:23](17)優しそうな人でいがった。この人ど一緒になるんだ
- [2020/6/26 08:14](16)B29は、どんな鉛筆かと問われました。私は驚きました。
- [2020/6/25 07:15](15)夢の中で「行かなくていい」と言われ、喜んで目を覚まし、現実を見て落ち込むの繰り返し
- [2020/6/24 08:10](14)死ぬことだけを教育された時代
- [2020/6/23 08:02](13)小田、お前も撃たれているぞ
- [2020/6/22 08:08](12)疎開生活で、国や時代に翻弄される「個」をまざまざと見せつけられてきた
- [2020/6/19 09:23](11)上官が突然叫んだ。「君たちに永久休暇を与える」
- [2020/6/18 08:01](10)土をかけてやることもできなかった
- [2020/6/17 08:52](9)隣で寝ている人が朝死んでいても、何か思う感情さえなくなっていった
- [2020/6/16 07:54](8)長井線の線路を見るたびに、線路をたどれば家に帰れると思った
- [2020/6/12 07:53](7)内地では伝えられていないこと
- [2020/6/11 09:23](6)一機が海に突っ込んで、何が変わる。死ぬ意義は何だ
- [2020/6/10 08:53](5)人の肉以外はなんでも食べた
- [2020/6/9 07:53](4)これからも私は罪を背負うのか
- [2020/6/8 07:55](3)絶対、お骨箱は開けるな。罰当たっぞ
- [2020/6/5 07:49](2)生き残ったことも、パイロットだったことも自慢できることじゃないもの
- [2020/6/4 08:52](1)連れて行く時も一枚の紙ならば、死の報せも一枚の紙でした