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【海坂藩の風景】必死剣鳥刺し スタジオセディック庄内オープンセット・鶴岡

2017年04月20日
馬にまたがる帯屋隼人正が近づき、ひざまずく兼見三左エ門のシーンを撮影=鶴岡市羽黒町川代(線は登場人物のイメージ)
馬にまたがる帯屋隼人正が近づき、ひざまずく兼見三左エ門のシーンを撮影=鶴岡市羽黒町川代(線は登場人物のイメージ)
 ラスト15分の壮絶な殺陣の余韻がなかなか冷めない。海坂藩の物頭・兼見三左エ門(豊川悦司)のあらがえない過酷な運命を描いた「必死剣鳥刺し」。庄内の風景が随所に映し出され、作品を彩る。月山山麓に位置する鶴岡市羽黒町川代のスタジオセディック庄内オープンセット(OS)で幾つかの主要シーンが撮影された。

 商家屋敷がある漁村エリアでは、藩主家と対立する別家の帯屋隼人正(吉川晃司)が馬にまたがり、ひざまずく三左エ門の前を通り過ぎる場面を撮影。今後のストーリー展開を予感させる、剣豪同士の張り詰めた空気がのどかな村に流れる。

 OSは東京ドーム20個分という広大な敷地を誇る撮影所。漁村や農村のほか、旅籠(はたご)や飯屋など約30棟が並ぶ宿場町など「絵になる」舞台が集まる。映画制作会社セディックインターナショナル(東京)が所有し、「M&N CO」(鶴岡市、丸山典由喜社長)が管理運営に当たる。三左エ門の亡妻のめい・里尾(池脇千鶴)が登場するラストシーンもOS内の神社近くで撮影された。夕日に染まるその集落は「鶴羽村」という。
 (鶴岡支社・佐々木亨)

【必死剣鳥刺し】
 ▽監督=平山秀幸
 ▽出演=豊川悦司、池脇千鶴、吉川晃司(2010年)

スタジオセディック庄内オープンセットには、作り込まれた撮影舞台がめじろ押し。今月22日に今季の営業を開始する
スタジオセディック庄内オープンセットには、作り込まれた撮影舞台がめじろ押し。今月22日に今季の営業を開始する


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