渡辺えりの ちょっとブレーク

(149)感謝、感謝、南陽コンサート

2017/9/30 12:23

 17日に南陽市のシェルターなんようホール(市文化会館)でコンサート「愛を歌う」を開きました。62歳にして初めて発売するアルバムもあり、演出もいろいろと凝って頑張り、おかげさまで大好評でした。2年前の還暦コンサートの時は山形市民会館。南陽市にはどのくらいお客さんが集まっていただけるのか不安でしたが、友人たちも頑張ってチケットを売ってくれて千人のお客さまが入ってくださり、喜んでいただけました。

 中学の体育の先生原田ふみ子先生に来ていただけたのが本当に感激でした。もう80歳は過ぎていらっしゃるのにお元気で「とても良かった」とほめていただきました。跳び箱も鉄棒も苦手な私に創作ダンスが得意だからと通信簿に5を付けてくださったのは原田先生でした。原田先生に指導を受けてからダンスがとても好きになったのでした。

 今回はダンサーのまさきさんをゲストに呼んで久しぶりに社交ダンスを披露し、まさきさんから私が持ち上げられるシーンでは会場に笑いとどよめきが起きていました。踊りの衣装は昨年出演した「狸御殿」で着用した衣装をお借りしたんです。デビュー40周年の記念コンサートなので4回の早替えをいたしました。ピアノの上柴はじめさんは昔文翔館でコンサートをやった時のピアニスト。ピアノばかりではなく、口笛の名手で、その見事な口笛に大きな拍手とざわめきが起きていました。

 父も車いすで駆け付けてくれました。父の教え子の弁護士さんが車で連れて来てくださり、弟と一緒に見てくれました。今でも父の老人ホームに面会に来てくださる教え子の皆さんに感謝です。

 今回の最初の黄色いドレスは元劇団員の川崎さんの手作りで、帽子やアクセサリーはキルギスの市場から買ってきたフェルトの花です。一個140円くらいのものを大量に買ってきて、これで作ってくれと川崎さんに頼んだのでした。誰も着たことのないオリジナルのドレス。イメージは山形の秋の収穫。マスカットやラ・フランスをたくさん付けたかったのですが、ラ・フランスの作り物は難しくて断念しました。

 24時間かけて行ったキルギスは結局昭和30年代の山形だったと前に書きましたが、お土産で持って行ったのし梅やカルパスが現地で大好評で、大量に持って行ったのにその場ですぐになくなりました。のし梅のはさみでの切り方も伝えたので、キルギス人はみんなのし梅をはさみで切ることを知っています。マスカットをたくさんドレスに付けましたが、赤湯のブドウは本当においしかったです。

 ミュージシャンたちと赤湯の瀧波に泊まりましたが、リニューアルしてオシャレな感じになった旅館で食べた郷土料理もお酒もおいしく、翌日のブドウ狩りで食べた幾種類ものブドウも絶品。100年前の木になるブドウも最高。ハンググライダーの出発地点から見る里山の風景も素晴らしく、イザベラ・バードになったつもりで優雅な気分になりました。東京から来たスタッフも大喜びでした。

 東京のコンサートも23日と24日で幕を閉じ、大盛況でした。ゲストの宇梶剛士さんや八嶋智人さん、木野花さんのトークも愉快で、飛び入りで参加してくださった鶴瓶さんのトークも大爆笑。歌のゲストは尊敬する安奈淳さん、バイオリニストは金子飛鳥さん。感謝です。いつかまた故郷でコンサートができるよう頑張ります。応援ありがとうございました。

(女優・劇作家、山形市出身)

[PR]
[PR]