明日につなぐ地域医療

 少子高齢化による人口減少と過疎化が地方最大の課題といわれて久しい。社会保障費は増大を続け、逼迫(ひっぱく)する国の財政も次世代までのしかかる問題として横たわり続ける。医療・介護供給体制の再構築が迫られる中、暮らしに欠かせない地域医療を守るには、どのような道があるのだろうか。地域医療連携推進法人の全国トップランナーといわれる日本海ヘルスケアネット(酒田市)の取り組みを掘り下げながら、全国に先んじて高齢化・過疎化が進む本県から、持続可能な地域医療の在り方を問う。
患者の話に耳を傾ける渋谷真大医師。月に2、3回派遣されている=小国町立病院
 置賜地域の中核病院・公立置賜総合病院(川西町)は、置賜4市町の医療施設を再編し2000年に誕生した。69人だった医師は少しずつ増え、現在は研修医を含め126人(今年4月時点)を擁する。10年ほど前から域内の病院への医師派遣を始め、本年度上半期は、7病院・診療所に24人の医師を派遣した。医師不足の中、補完しきれているわけではない。それでも同病院に医師が集まることで、周辺病院も一定数の医師を確保でき、若手は経験を積める関係ができつつある。[記事全文]
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