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結婚支援AIシステムが本格稼働 県など、出会い創出へ早速効果

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Aiナビやまがたの会員情報画面のイメージ。趣味や年収などの情報も確認できる Aiナビやまがたの会員情報画面のイメージ。趣味や年収などの情報も確認できる
 結婚支援の充実に向け、県や35市町村などでつくる「やまがたハッピーサポートセンター」が導入した人工知能(AI)活用の新マッチングシステム「Ai(あい)ナビやまがた」が今月、本格稼働した。新規申し込みが従来の4倍の水準に上り、関心の高さをうかがわせるほか、新システムを通じたお見合いも決まるなど活用が進んでいる。

 Aiナビやまがたは、スマートフォンやパソコンを通じて登録者のプロフィル閲覧などができる。性格診断テストや利用履歴などをAIが学習、蓄積して、お薦めの相手を紹介する機能もある。本県での結婚を希望する20歳以上の独身男女が、居住地を問わず登録可能となっている。

 県しあわせ子育て政策課によると、登録受け付けを開始した昨年11月から同12月までの約2カ月間で、約300人から新規申し込みがあった。従来は年間で約400人だったといい、月平均で4倍伸びた。相手探しなどの機能は今月10日に稼働し、会員同士の面会が決まったケースもあるなど早速効果が表れている。

 本県の婚姻数は、19年の4014組から20年は3530組と4千組台を割り込むまでに減り、21年には3386組となった。新型コロナウイルス禍で出会いの機会が減っていることも一因とされる。婚姻数に比例し、出生数も右肩下がりとなっている。

 県は、Aiナビやまがた導入を新たな出会いの機会創出につなげたい考え。同課は「新規登録者が増え、相手探しなども活発化している。結婚の希望がかなうよう、積極的に活用してほしい」とする。会員登録はやまがたハッピーサポートセンターのホームページから受け付けている。
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