談話室

▼▽シャリは本県産の「つや姫」、ネタも地物のフグなどの鮮魚。酒田北港に寄港した外航クルーズ船ル・ソレアルの船内で、自慢の味が振る舞われた。乗客の評判も上々で、用意したすし250食を全て平らげたという。

▼▽こんなニュースに先日触れて、思い出した。3月の末、世界的に活躍するピアニスト藤田真央(まお)さんが希望ホール(酒田市)で話したことである。室内楽のコンサートで予定のプログラムを演奏した後、やおら切り出した。会場入りした出演者におにぎりが振る舞われた、と。

▼▽一口食べて驚いた。食感が衝撃的だったのだ。お米が具のツナマヨと見事に混じり合って、音楽のように素晴らしいハーモニーを奏でている。藤田さんの中の「うまいものランキング」で、そのおにぎりは一気に2位にランクインしたとか。使っていたのは、つや姫だった。

▼▽他の出演者も「演奏に来た時は、毎回ラ・フランスや桃を買って帰る」(バイオリンの辻彩奈さん)と県産品への愛を語った。私たちが当たり前のように味わっているものが、実は魅力に満ちている。来訪した方々が世界に広めてくれれば山形の食べ物はより存在感を増す。

(2024/04/13付)
[PR]
[PR]
最新7日分を掲載します。
  • 4月13日
  • ▼▽シャリは本県産の「つや姫」、ネタも地物のフグなどの鮮魚。酒田北港に寄港した外航クルーズ船ル・ソレアルの船内で、自慢の味が振る舞われた。乗客の評判も上々で、用意したすし250食を全て平らげたという。 [全文を読む]

  • 4月12日
  • ▼▽米国が歴史上外国から受け取ったギフトの中で、ニューヨークの自由の女神と並んで最も重要なものと持ち上げられた。首都ワシントンの桜である。1912年、当時の東京市から友好の印に贈られた苗木が根付いた。 [全文を読む]

  • 4月11日
  • ▼▽桜の開花宣言があった日の夜、会社を抜け出して山形市の霞城公園に急いだ。花の見頃には早いから人影は少ないが、夕闇の遠くにステンドグラスの明かりが見える。午後7時の最終入館に、何とか間に合ったようだ。 [全文を読む]

  • 4月10日
  • ▼▽県内の多くの小学校で入学式が行われ、新学期がスタートしている。通学する児童の列に交じる蛍光イエローのランドセルカバーは新1年生の印。短い歩幅で上級生の後を追う姿を見るにつけ、登下校時の安全を願う。 [全文を読む]

  • 4月9日
  • ▼▽高級ウイスキーとはいえ1本36万円の時代が来てしまった。サントリーの「山崎25年」(700ミリリットル)は4月から20万円の値上げ。生産量が限られた「幻のボトル」ではあるが、見つけたとしても、まず手が届かない。 [全文を読む]

  • 4月8日
  • ▼▽時に明るく元気よく、またある時は嫋(たお)やかにしっとりと。茨木のり子さんの詩世界が創作合唱曲を通して会場に染みた。山形市が拠点の作曲家と合唱団が連携して先月、9曲を披露した舞台「ビバ!ウィメン」である。 [全文を読む]

  • 4月7日
  • ▼▽われわれ現生人類はホモ・サピエンス(賢い人)と呼ばれている。これに対してオランダの文化史家ヨハン・ホイジンガ(1872~1945年)は「ホモ・ルーデンス」を提唱した。意味するのは「遊ぶ人」である。 [全文を読む]

[PR]