談話室

▼▽休日を利用して長井ダム湖「ながい百秋湖」をカヌーで巡った。色づき始めた山の木々を眺めながらパドルをこぐ。両側から断崖が迫る三淵渓谷は幅が狭く小さな艇でしか抜けられない。秘境探検気分にしばし浸った。

▼▽三淵渓谷は県内外のカヌー愛好者に知られる。この日も複数のグループや個人と行き会った。経験豊富な同行者いわく「昔ならとても考えられない」。国が治水、利水に加えて“親水”の方針を強く打ち出すようになってから、全国的に湖面の「自由使用」が進んだという。

▼▽観光客を乗せたゴムボートや屋形船タイプの遊覧船とも擦れ違った。夏場に期間限定で運行された水陸両用バスも好評だったと聞く。観光資源としての百秋湖への地元の期待は高い。かつて堤体の建設工事現場を取材したが、観光客が湖面に遊ぶ光景は想像もできなかった。

▼▽とはいえダムの主な機能はやはり治水だ。台風19号は各地に深い爪痕を残したがダムで守られた命や財産もあったろう。他方、異常気象下の豪雨では貯水量を超える可能性が高まり緊急放流を強いられる事態も起きている。ダムの多様な役割に加え、限界も知っておきたい。

(2019/10/22付)
最新7日分を掲載します。
  • 10月22日
  • ▼▽休日を利用して長井ダム湖「ながい百秋湖」をカヌーで巡った。色づき始めた山の木々を眺めながらパドルをこぐ。両側から断崖が迫る三淵渓谷は幅が狭く小さな艇でしか抜けられない。秘境探検気分にしばし浸った。[全文を読む]

  • 10月21日
  • ▼▽何の気なしに流していたカーラジオに、つい聞き入ってしまった。タレントの松村邦洋さんがパーソナリティーを務める歴史エンターテインメント番組が「全国区にしたい、ふるさとの偉人」という特集を組んでいた。 [全文を読む]

  • 10月20日
  • ▼▽米沢藩上杉家の祖・謙信は出陣前、配下の武将と共に神仏に戦勝を祈願した。武●(ぶてい)式と呼ばれるその儀式は5月の米沢上杉まつりで「川中島合戦」の前夜に再現される。戦国の世はかくあらんといった見せ場の一つだ。 [全文を読む]

  • 10月19日
  • ▼▽昼食時間、蓋(ふた)を開けると海苔(のり)で形作ったムカつく言葉が現れる。母親が高校生の娘に持たせた弁当。朝起きなければ「自分でオキロ‼」、物を片付けなければ「皿は片せや‼」。日頃つれない反抗期の娘への仕返しだ。[全文を読む]

  • 10月18日
  • ▼▽「眠っている北の空に/きみの名を呼ぶ オリンピックと」。50代以上には、懐かしい歌詞かもしれない。1972(昭和47)年に開かれた札幌冬季五輪のテーマ曲、トワエモワが歌った「虹と雪のバラード」である。 [全文を読む]

  • 10月17日
  • ▼▽作家村上春樹さんの長編小説「ノルウェイの森」に好きなせりふがある。「自分がやりたいことをやるのではなく、やるべきことをやるのが紳士だ」。主人公から紳士の定義について聞かれた寮の先輩が答える場面だ。 [全文を読む]

  • 10月16日
  • ▼▽吉野彰さんの存在がこの映画には欠かせなかった。何しろ素材は、スマートフォン3台で撮影した映像のみなのだから。スマホの電源となるリチウムイオン電池を吉野さんが開発していなかったら、制作不可能だった。 [全文を読む]

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